目にみえる影響

熊本地震 iPhone生産に影響も ソニーの画像センサー工場が停止
産経新聞 4月18日(月)19時46分)


熊本地震で、画像処理を行う画像センサーを生産するソニーの熊本工場(菊陽町)が稼働停止に追い込まれ、停止が長期化すれば画像センサーの供給量が減り、センサーを搭載しているとされる米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の生産にも影響が出る可能性がある。
熊本県や周辺の地域には半導体の生産拠点が集積している。工場で使う地下水が豊富なことが最大の理由で、近年大きな地震が少ないことも利点とされていたようだ。
ソニーは、画像センサー世界シェア首位。スマホの普及に伴い、熊本や長崎などの工場で生産能力を増強してきた。しかし、熊本工場は14日夜に稼働を停止し、再稼働のめどが立っていない。足元で減産されているアイフォーンだが、今秋には次期モデルが発売されるとみられ、画像センサーの需要が高まる可能性がある。
また、ルネサスエレクトロニクスは、自動車のエンジンなどを制御するマイコンを生産してきた川尻工場(熊本市)の稼働を停止した。「設備の具体的な状況を確認中」としている。
同社は、東日本大震災茨城県マイコン工場が被災し、自動車生産に打撃を与えた経験から、工場の耐震化と在庫の積み増しを進めてきた。他の生産拠点で早期に代替生産することが可能なようにネットワーク化も進めた。
このため、稼働停止が長引いても、比較的安定した供給ができる見通しだが、他社の関連工場も被災しているとみられ、サプライチェーン(供給網)全体が早期に復旧するかは不透明のようだ。

じわじわくるのはこれからなんだよな・・・。