どさくさ

除染に使途不明3億円超か 郡山市発注、事業組合「裏金」?
福島県郡山市発注の除染事業を市内の業者に仲介する「郡山市除染支援事業協同組合」で、3億円以上の使途不明金が生じている疑いがあることが18日、組合業者の証言で分かった。除染事業は国の補助で、東日本大震災から3年がたった現在も、同市では年間500億円規模で継続している。組合業者は「不正な経理操作で裏金を捻出したのではないか」と指摘し、「地元の関係者が被災者を踏みにじる行為を率先してやっている」と憤る。この疑惑については、福島県警も把握しているもようだ。
同組合は、除染事業の効率化を目的として、平成24年7月、郡山市内の工事業者を中心に設立された。現在は328社が加入している。市発注の除染事業を元請けとして受注し、組合業者に配分している。
受注した組合業者は、公共施設については事業額の5%を、一般住宅については3%を「手数料」として組合に納付。集めた手数料は組合運営や組合業者への講習会、福利厚生に充てられる。
ただ、「手数料の実態が現実とは違っている」と証言する組合業者もいる。工事を受注した業者は手数料の他に、協力金などの名目でさらに3%を納付しているという。
産経新聞社が入手した組合の「第1回総会議案」(25年5月28日開催)と題した書類の24年度事業報告では、手数料は明示されているが、協力金3%についての記述はなく、使途不明になっている。
25年度の事業計画でも、市から発注される除染事業約140億円の受注を見込んでいる。しかし、ここでも手数料の記述のみで、協力金の記述はない。仮に140億円の事業全てで協力金が支払われれば、その合計は4億円余りになる。
一方、23人の理事が毎月1回集まる理事会、月2回行われる3役会(4人)、月1回の3委員会(各7人)でいずれも1人当たり8100円、年間で約計531万円の交通費を計上。しかし、組合員からは「郡山市内の移動で、交通費がそこまでかかるわけはない」との指摘が出ている。
組合の担当者は協力費の存在を否定したうえで、「組合の運転資金を捻出するのでいっぱいの状況の中、裏金など作ることができるわけがない。事業報告や計画は組合の総会で総意を得ている」と回答した。
産経新聞 3月19日(水)7時55分)

なにやってんだか。