東北に優勝旗を

楽天、パ・リーグ５０勝一番乗り！戸村４勝目
（パ・リーグ、楽天８−１ロッテ、１２回戦、楽天７勝５敗、２７日、Ｋスタ宮城）楽天がパ・リーグ５０勝一番乗りで首位をキープした。１点を追いかける二回、マギーのソロ本塁打と嶋の右前適時打などで一挙５点を挙げた。先発の戸村は８回１失点の好投で４勝目（１敗）を挙げた。
先制されても、ひっくり返す。楽天の勢いだ。１点を追う二回。先頭のマギーが、ゴンザレスの４球目、１４１キロの内角高め直球をたたき、左翼席に同点１９号ソロを突き刺した。
「先頭打者だったから、出塁することだけを考えていた」
文句なしの一発が号砲となった。枡田の左前打、松井の右翼線二塁打で無死二、三塁とし、嶋が勝ち越し右前適時打。続く島内の右翼線２点二塁打、二死後からも銀次の中前適時打が飛び出して、５点を奪った。
前日２６日にサヨナラ打を放った嶋は、「魂を込めて打った。打ったのは直球。昨日の良い流れのままで勝つだけです」とまくし立てた。２年目の島内は「スライダーに、思いの丈をぶつけて打った」と鼻息を荒くした。
杜の都は断続的に大雨に見舞われたが、今季５度目のチケット完売。勝てば節目の５０勝、そして球団史上初の貯金１４とあって、イヌワシ党は席を立たなかった。
先発した戸村は一回に先制点を許したものの、打線の援護を背に受けて八回まで好投した。
（サンケイスポーツ　7月27日(土)21時39分）

今年は「まさか」が、現実味を帯びそう・・・。