でも、世界の本音

日本政府が仏テレビ局に抗議文書送付…サッカー川島への不謹慎発言で
フランス国営テレビ「フランス2」の情報バラエティー番組内で、日本代表GK川島永嗣(29)に対する不謹慎発言に対し、日本政府が15日付で同局に抗議文書を送付したことが16日、分かった。12日のフランス戦で活躍した川島の腕が4本に見える合成写真を映しながら、毒舌でならす司会者が「福島(第1原発事故)の影響ではないか」と発言したことを問題視する見方が各方面で広がっている。
聞き流せない、許せない発言に、日本政府がすぐさま反応した。外務省によると、15日付で在フランス日本大使館に対し「被災者の方々を傷つけ、被害者の気持ちを阻害したもので、強く抗議する」とした抗議文書を送付した。藤村修官房長官(62)も、16日の会見で「不適切な表現があった」と不快感を示し、田中真紀子文科相(68)も「事実なら配慮に欠けた行為」と話した。
16日のブラジル戦を前に、日本代表の田嶋幸三副会長(54)は「日本サッカー協会は、Jヴィレッジなどで(福島に)お世話になり、そこを出ざるを得ない状況になっている。人が少しずつ戻りつつある中で残念。悪い冗談で済まされる問題ではない」とコメント。試合後、川島本人が「僕だけではなく、被害を受けた方々がいい思いをしないと思う。嫌な思いをする人がたくさんいると分かってもらいたい」と訴えた。
この日の試合こそ4点を許したが、12日のフランス戦では好セーブを連発し、1―0で日本の勝利に貢献した。そんな日本のヒーローのプレーに関して、フランスの名物コメディアンで番組MCのローラン・リュキエ氏が、耳を疑う不謹慎発言を飛ばした。
国営放送「フランス2」で13日夜に放送された番組で、前日の試合について漫談形式で触れる。まず「日本には素晴らしいGKがいた」と陽気におしゃべり。直後にスクリーンに腕が4本に合成された写真が映し出されると「私は福島の影響ではないかと思うよ〜」とジョークを飛ばした。スタジオの一般視聴者からは拍手と大爆笑が起きた。
川島が「フクシマ被害」を受けたのは2度目。ベルギー1部リーグ・リールセに在籍していた昨年8月19日のゲルミナル戦で、相手チームのサポーターから「カワシマ、フクシマ」コールを受けた。川島自身が試合中に主審に抗議し一時中断。後にベルギーサッカー協会ゲルミナルに3万スイスフラン(約250万円)の罰金を科した。
今回の発言には、さすがに欧州内でも非難の的になっている。ちなみにリュキエ氏は、フランスでは反原発主義者として知られているという。
(スポーツ報知 - 10月17日(水)8時4分)

結局、日本はいまだに馬鹿にされているってことよね。