誰も驚かない結果

浅尾、ロンドン五輪絶望!本戦7大会へのシード取り失敗…ビーチバレー
◆ビーチバレー JBVツアー予選最終日(24日、神奈川・湘南ひらつかビーチパーク) 浅尾美和(25)=エスワン=が、新相棒・松山紘子(25)=サンドブロック=と挑んだ本戦7大会へのシード権取りに失敗し、悲願に掲げる12年ロンドン五輪出場への可能性が限りなく「ゼロ」となった。
勝てば予選突破の準決勝で金田、村上組に0―2(15―21、12―21)で完敗し、3位決定戦でもストレート負けした。浅尾は「負けるなんて考えてなかった。ここからがスタートになるはずだったのに」と悔しがった。強化のトップ、日本ビーチバレー連盟の瀬戸山正二理事長(46)からは「いまの実力では(五輪出場は)ほぼノーチャンス」と、厳しい現実を突きつけられた。
人気者だけにワイルドカード(主催者推薦)での本戦出場は確実だ。浅尾は「ワイルドカードで出るほど悔しいものはない」と強気だったが、その使用制限は1ペアにつき4回。全7戦フル出場するにはシーズン途中でのペアの一時解消を余儀なくされる。「(五輪に向けては)遠回りとは特に思ってない。まだチャンスはある」と気丈に振る舞うものの、同理事長は「与えられた大会すべてで優勝するぐらいでないと評価は覆らない」。競技歴8年目。“ビーチのアイドル”が正念場を迎えた。
◆日本女子のロンドン五輪への道 五輪出場は全24チーム。開催国の英国1を除き、ワールドツアーで16、大陸予選で5、世界最終予選で2と決めていく。ツアーで実力下位の日本は、アジア大陸予選、世界最終予選での国枠取りを目指さざるを得ないのが実情。強化指定Aの代表2組(浦田・西堀組、田中・溝江組)での1枠取りを目指し、すでに今秋の大陸2次予選への進出を決めている。成功した場合は、A代表同士による代表決定戦を行う方針。
(スポーツ報知 - 4月25日(月)8時5分)

ビーチバレーの人気を押し上げた功労者には違いないけど、前々から実力は疑問視されていただけに、「ああ、やっぱね」の印象のほうが強い。