大阪府はどこへ行く?

橋下知事!0秒当確!圧勝…大阪府知事
任期満了に伴う大阪府知事選は27日投票、即日開票の結果、無所属新人の弁護士でタレント・橋下徹氏(38)が、いずれも無所属新人の弁護士の梅田章二氏(57)=共産推薦=と元大阪大大学院教授・熊谷貞俊氏(63)=民主、社民、国民新推薦=らに83万票以上の大差をつけ、初当選を果たした。投票率は48・95%で過去最低だった前回を8・46ポイント上回った。全国知事会によると戦後30代で知事に初当選するのは、1951年に38歳で佐賀県知事となった故・鍋島直紹(なおつぐ)氏以来4人目。現職では40歳の尾崎正直高知県知事を抜いて最年少となる。
「トライ! トライ! トライ!」新しい大阪府知事は満開の笑顔で、支援者とともに歓喜のコールを繰り返した。「府民のみなさんに自分の思いが伝わった。理解してくださったのが勝因だと思います」。午後8時57分、早々と選挙事務所で勝ちどきを上げた橋下氏の手には、尾頭付きのタイ。出馬を後押ししたタレント・やしきたかじんからのお祝いだった。
「2万%ない」と出馬報道を完全否定した38歳が、880万人府民のトップに選ばれた。出馬経緯に、「核武装」を筆頭にした過去の問題発言、茶髪に色つき眼鏡。参戦表明後も「子どもが笑う」マニフェスト、断言するスタイルは反発を招き、他陣営の攻撃対象にも。「敵を作らないやり方が支持されるなら、僕は敗北する。今のこの状況はそうじゃない」告示前のスポーツ報知のインタビューでの読み通り、逆風は、強烈な追い風にかき消された。
タレント色、政党色を薄め、知名度抜群の自分を前面に押し出す戦略が奏功した。タレントから転身した東国原宮崎県知事の芸能人を呼ばない選挙戦が参考書。最終日26日だけは、駆けつけた“先輩”と選挙カーの上に立ち、応援を仰いだが、街頭では、のどを痛めながら、ほぼ1人で生の声を届け続けた。
行く先々でカメラ付き携帯電話が乱立。写真だけ撮って去る人々に不安を見せもしたが「細かい政策を訴えるべき」との自公の要望を拒否し、エピソード満載に自分を売り込んだ。笑い、怒り。ときに絶叫調で、哀願調で。若者にはタメ口、主婦層には子育てや教育を、はたまた土地柄に合わせ、内容や口調までを自在に変化させた。
満開の笑顔の合間、厳しい府政運営を見据える鋭い視線も見せた。財政再建団体転落寸前のかじ取り役を託された38歳は、「責任の重さを痛感しています。とにかく大阪を変えるため、頑張っていきたいと思います。持ち前のエネルギーと爆発力で必ず大阪を変えます」と力強く決意表明。府政改革について問われると、いっそう表情を引き締め、「かなりハードにやります! やり抜きます!」と言い切った。880万人府民を乗せた任期4年間の航海。その先には、マニフェストに掲げた「大阪を笑顔にする」未来があると信じて、現役最年少知事が突き進む。
(スポーツ報知 - 1月28日8時1分)

普通の政治家に任せてもどうともならないから、パワーに賭けてみた・・・という雰囲気がありありと出ている。
与党推薦だから勝ったわけではないだろうし、すべてが「思惑違いの勝利」だと思うし、そこは考えてがんばっていただきたい。
それがだめなら、シャープもパナソニックもこっちに移転してこい(笑)