もうひとつの1月27日・大阪

3・9名古屋マラソンで!北京切符あと「1」尚子が奪う
2008大阪国際女子マラソン(27日、長居陸上競技場発着)五輪への最終切符は名古屋へ持ち越し−。日本陸連はレース後に会見を開き、沢木啓祐専務理事(64)は、2位となった森本友(24)=天満屋=を含む日本人選手の結果に対して“不満”を示した。残された選考レースは、最終選考会となる名古屋国際(3月9日)。事実上残された1枚の北京切符に向けて、出場するランナーのテンションがいっきに高まる。
一発回答は得られなかった。日本人選手トップ(全体2位)の森本のタイムは2時間25分台。昨年11月の東京国際を2時間21分37秒の大会新記録で制した野口みずき(29)=シスメックス=には遠く及ばず、日本陸連幹部の表情も曇った。
「外気温も、湿度も低く汗も蒸発する条件。比較的走りやすいと思ったが、(福士を追う)後続が終始、順位争いに終わってしまった。間合いを詰めていたら結果は変わったかなと…」
沢木専務理事はかたい表情で“不満”を口にした。
残された北京行き切符は事実上1枚。福士を筆頭にレース前の有力選手は設定タイムを軒並み21〜23分台に定めた。ところが、序盤から飛び出した福士を第2集団が無視するかたちで展開。34キロ付近でのスパートでは好タイムを望むべくもなかった。同専務理事は福士についても「前半も決してハイペースではない。それでも体力が消耗したのは、絶対的な練習量が足りないから」と厳しい見方だ。
逆に、名古屋出場組にとっては“朗報”となる。すでに、北京五輪出場を決めている土佐礼子(31)が所属する三井住友海上からは、土佐を上回る潜在能力の持ち主といわれる大崎千聖(ちさと)=(20)がマラソン初挑戦。鈴木秀夫監督も「これで(選考対象は)名古屋だね」と含み笑い。
小出義雄・佐倉アスリート倶楽部代表は「ダークホースは大崎だけど、けががなければQちゃん。今なら22分台を出せる」と、かつての教え子にエールを送った。最後の一発勝負。名古屋に春の嵐が吹き荒れる。
サンケイスポーツ - 1月28日8時1分)

ラソンをよく知る者なら、1月の大阪が「超高速レース」なのは周知の事実。
それでこのタイムなら、陸連幹部が白紙にするのは無理もない。
Qちゃんにだけ肩入れする気はないですが、名古屋が面白いことになってきたのは、間違いないようで・・・。