光芒

男泣きネイマール「歴史を作った」 指揮官「ブラジルの自信回復になる」
(ISM 8月21日(日)12時34分)


現地時間20日に行なわれた五輪サッカー男子決勝で、PK戦の末にドイツを破り、初の金メダルに輝いたブラジル。主将のFWネイマールは、チームを優勝に導くPKを成功させたあと、ピッチにひざと頭をつき、祈りを捧げるような仕草をしながら涙を流した。
金メダルという目標のために、コパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権100周年記念大会)ではなく五輪出場の道を選んだネイマール。周囲は同選手の爆発に期待を寄せたが、チームは序盤、南アフリカイラクを相手に得点を奪うことができず、2試合連続スコアレスドロー。グループリーグ敗退の可能性も浮上し、ネイマールはファンから批判を浴びた。
しかし、ブラジルはグループリーグ最終戦デンマークを4対0で退けると、準々決勝のコロンビア戦ではネイマールがFKを決めてついに大会初ゴール。迎えた準決勝のホンジュラス戦でも、五輪史上最速ゴールを挙げるなど奮闘し、決勝では先制点と最後のPKを決めてみせた。
これまで五輪で3度決勝に進出しながら、どうしても金メダルに手が届かなかったブラジル。重圧のなか任務を終えたネイマールは「歴史を作った」「言葉が見つからない。今の気持ちはとても言葉にできない。とにかくチームメイト、友達、家族に感謝したい。最高につらい時でもずっとそばにいてくれた。簡単ではなかったよ。ほかに何と言えばいいのか分からない。とにかくうれしい」と心境を語っている。
2014年W杯は準決勝のドイツ戦で1対7と大敗し、15年のコパ・アメリカでは準々決勝でPK戦の末にパラグアイに敗れ、今年のコパ・アメリカでもグループリーグ敗退に終わるなど、フル代表が苦戦続きのブラジル。6月には元同国代表FWリヴァウド氏が、いっそのこと18年W杯南米予選で敗退した方がCBF(ブラジルサッカー連盟)も変われるのではと批判するほどだった。
こうしたなかで獲得した金メダルに、ロジェリオ・ミカレ監督は「自信を回復してくれる。すべてが失われたわけではない、ブラジルのサッカーはまだ生きていると誰もが目にしたと思う。修正すべき点はいくつかあるが、今日我々は、人々を幸せにすることができた」と話している。

延長後半から、まさにPKで優勝が決まるところを見てました。
試合すべての流れを見ていたわけではありませんので、あくまでも印象ですが、ドイツのほうが未来に希望が持てる内容だったのじゃないだろうか。
オーバーエイジネイマールがいなかったら、手繰り寄せられなかったかもしれない。
とはいえ、監督の言葉がすべてだと思います。
王国の、復権の序章の序章の芽は、出たばかり。