くだけすぎはよくないが

クールビズ商戦、今年は“フォーマル回帰” ジャケット・スーツ主役
SankeiBiz 4月23日(土)8時15分)


百貨店やアパレルメーカー、繊維メーカーによるクールビズ商戦が始まった。紳士服では、よりフォーマルなスタイルへの“回帰現象”がみられるなか、ファッション性と機能性を両立させたジャケットやスーツの投入が目立つ。昨年の商戦は天候不順で不発気味に終わったが、今年は西日本を中心に気温が平年を上回ると予想されていることもあり、各社の期待は例年以上に大きい。
高島屋は20日、日本橋や大阪など5店舗の紳士服売り場に「クール・クールビズ」と名づけた販売コーナーを設け、ジャケットやシャツの販売に乗り出した。中心商品で、帝人と商品化したジャージー素材のジャケット(5万4000円)は、美濃和紙を糸状にしたものを一部に使い、軽い着心地やなめらかな肌触りを実現。消臭や吸水速乾の機能も備えた。藤井卓郎MD本部紳士服ディビジョン次長は「かっちりしたスタイルが好まれるなか、格好良さを問い直した」と話す。
三越伊勢丹は、ウールリネン素材を使ったイージーオーダーのジャケット(15万円〜)やスーツ(16万円〜)を、都内の主要3店舗で販売している。清涼感のある軽いリネン(麻)素材に、しっかりした印象のウール素材を組み合わせることで、「フォーマルとカジュアルの“いいとこ取り”を目指した」という。
東レはアパレル各社と共同で、クールビズ専用ブランド「クールアベニュー」を展開。5年目の今年は6ブランドに生地を提供している。このうち三陽商会の紳士服ブランド「ザ・スコッチハウス」から発売した「クールトラベラーズジャケット」(3万9000円、税別)は、細かい穴の空いた通気性の良いポリエステル生地に、おしゃれなデニムのプリントを施した。今年はクールアベニュー全体で、昨年より2割多い30億円を売り上げたい考えだ。
三陽商会によると、東日本大震災後に節電の動きが広まった際には軽装が重視され、半袖シャツなどが人気となったが、最近は「カジュアルすぎるのをだらしないと考える傾向が強まっている」という。消費不振で衣料品販売は低迷しているが、ジャケットやスーツは単価が高く、利幅も大きいだけに、各社とも「新たな需要を掘り起こしたい」(三越伊勢丹)と意気込んでいる。

それでクーラーがんがんかけてたら、いくら原油価格が下がっているとはいえ、アホというものだ。
日本には資源がない。
その事実を直視しなければならないし、地球温暖化は止まっていないという事実も忘れてはならない。
そのうえで、暑さを我慢してやる分には、べつにいいだろう。
耐えられるかどうかを別にすれば。