中国ブランドの東芝

東芝ブランドを40年使用 中国・美的集団に白物537億円で売却合意
産経新聞 3月31日(木)7時55分)


東芝は30日、冷蔵庫や洗濯機などの白物家電事業を中国の家電大手、美的集団に売却することで最終合意したと発表した。同事業を手掛ける子会社、東芝ライフスタイルの株式の80・1%を約537億円で6月末に譲渡する。美的が白物家電について東芝ブランドを40年間使用することでも合意。東芝の成長に大きな役割を果たしてきた白物家電事業が中国資本の傘下に入ることが正式に決まった。
東芝ライフスタイルの従業員数は今月末時点で約1万2800人の見通し。このうち追加の早期退職者を除く全従業員が美的に移籍する。同社は東芝が持つ白物家電関連の5千件以上の知的財産も引き継ぐ。
美的は「われわれの家電の競争力は世界市場で非常に強化される」とコメントした。同社は東芝が販売網を持つ日本や東南アジアで販路を広げる狙いだ。
平成24年に三洋電機白物家電事業を買収した中国のハイアールについては、東南アジアでの三洋ブランドの使用期間は数年とみられる。40年間という長期間になったことに関して美的は「東芝に信頼を示していただいた」としている。
東芝は昭和5年に国産初の洗濯機と冷蔵庫を発売するなど、家電産業を主導してきた。室町正志社長は今月の会見で「長年支えてくれた事業で、(売却は)じくじたる思いだが、構造改革の一環として断行する」と強調。子会社の負債が美的に移ることなどで、売却益は約900億円に膨らむと見込まれ、平成28年4〜6月期決算に計上する。

もう、日本企業、ダメだね。
なんでこうなったんやら。