消滅

ラブホ宿泊の記者も安堵!? 韓国GPの復活が事実上消滅/F1
国際自動車連盟(FIA)は年末休暇を前に、2015年のF1世界選手権で第5戦として組みこまれていた韓国GP(同5月3日決勝)を日程表から削除した。赤字続きで今季は開催を見送られながら、2年ぶりの開催が発表された同GPの復活は事実上、消滅した。
発表された表の見出しは何らかの手違いで現在も「21戦」となっているが、来季は計20戦の開催となり、他のGPの日程は変わらない。三重県鈴鹿サーキットで行われる日本GPも9月25〜27日開催と日程は変わらないが、第16戦から第15戦としての開催に繰り上がった。
今月3日に来季復活が発表されながら、開催の可能性は極めて低いとされた韓国GP問題に終止符が打たれた。同GPは06年10月、10年から16年までの7年契約での開催を発表。サーキットまで新設されたが、観客動員が伸び悩むなどして13年までの4年間で200億円超の累積赤字を計上した。
初開催の10年にはGP開幕後に、韓国軍兵士まで動員して座席の取りつけを行っていた準備不足が話題に。霊岩の会場付近は宿泊施設が不足し、各チームのスタッフや記者がラブホテルでの宿泊を強いられた話も有名だ。ある記者が夜遅くに自室に戻ると寝具が乱れており、記者の留守中に、ホテルが部屋を本来の用途で地元客に使わせていたことが明るみに出たケースもあった。
ホテル側からすれば、通常の“休憩”なら1部屋20ドル(約2400円)のところを、F1関係者に部屋を貸せば1泊200ドル(約2万4000円)の収入があると聞いていたが、そこから旅行代理店や中間業者に多額のマージンを取られることが判明。F1関係者に1日中部屋を占拠されたうえ、ホテルには結局、1日20ドルしか落ちてこないことになったため…というのが、ホテル側の説明だった。20年以上もF1を取材してきたある英国人記者は、「地元メーカーやドライバーが出場していない国では、F1に関心のない住民からの理解を得られず、時にこうした問題が起きる。中止されて安心した記者もいるのでは」と語っている。
サンケイスポーツ 12月29日(月)9時29分)

韓国でやるくらいなら、TI英田のPASIFIC GPを復活させてもらったほうがよっぽど有益なんじゃ?と思っていたので、なくなったことにはほっとしている。