筋金入りのテレビマン

大橋巨泉、一夜限りの司会“復活”で笑顔「昔の俺が」
タレントの大橋巨泉(80)が19日、TBS系『中居正広の金曜日のスマたちへ』(後9:00)に出演。1992年12月の最終回以来、22年の時を超え、一夜限りの復活を遂げた伝説的クイズ番組『クイズダービー』の司会を務めるとともに、3度目のがんについて心境を明かした。
巨泉はこの日、妻・寿々子夫人とともに出演。番組冒頭、司会の中居正広から「(奥さん)と一緒は珍しいですよね?」とツッコまれると「昔は一人じゃなきゃ(テレビは)出なかったんだけど、最近は、かみさん連れじゃなくちゃ買って(出して)くれないんだよね。すぐに『奥様も』ってね」と笑いを誘い「一番いらないタイトルは好感度だね」など“巨泉節”でトークを展開。
だが、3度目のがんについては「がんは嫌だよね。がんとほかの病気と一番違うのは、ほかの病気は、なって終わりだけど、(がんは)転移するから」と明かし「(胸の)縦隔には、ほかの臓器はなんにもないんだけど、リンパ節にポツン、ポツンと腫瘍らしきものが赤くついていたんでね」と現在患っているがんを説明。さらに、放射線治療中のため「唾液腺がやられてるんだよね。水を飲まないと口の中が乾く」と近況を明かした。
さらに、かつて『クイズダービー』で共演し、現在、ALS(筋萎縮性側索硬化症)で闘病中の“教授”こと篠沢秀夫氏(81)からメッセージが届けれると「つらいだろうね」と思いやり「ありがとうね教授」と感謝。「でも、あの人は明るいところがいいところ。文ちゃん(故・菅原文太さん)も、同級なんだけど、順番なんて守んなくていいんだからね」と呼びかけ「頑張ろうね」とTV越しにエールをおくった。
また同日は、76年1月の番組開始から90年3月まで司会を担当した(90年から約3年は、徳光和夫が司会を担当)『クイズダービー』が一夜限りの復活。当時のセットを再現し、レギュラー解答者として出演していた北野大氏、長山藍子竹下景子も招集されると、これには巨泉も「夢にも思いませんでした。神様がもう少し生かしてやるってことですかね」と笑顔。番組最後には「絶対に衰えていると思ったけど、実際に数字を見て、答えを見たら、乗りうつっちゃって、昔の俺が」と久々の司会業を楽しんでいた。
オリコン 12月19日(金)22時37分)

クイズダービーを知らないやつなんて、いなかったもんねぇ。