乱闘開始

内定白紙で日テレを提訴!笹崎里菜さん「清廉さに欠けるは偏見」
東京・銀座のクラブホステスのアルバイト経験を理由にアナウンサー職の内定を取り消したのは不当として、東洋英和女学院大4年の笹崎里菜さん(22)が日本テレビに来年4月から就職できるよう地位確認を求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、東京地裁で行われた。笹崎さん側は「クラブで働く人は清廉さに欠けるという日テレの考えは偏見」と主張。一方の日テレ側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
逆転内定はあるのか−。女子大生Vs日テレの法廷ゴングが鳴った。
2011年にミス東洋英和に輝いた国際社会学部4年の原告、笹崎さんはこの日、姿を見せず、代理人の弁護士2人が出廷。被告の日テレ側代理人は欠席し、答弁書の中で笹崎さんの請求棄却を求めるとともに、具体的な主張は次回以降に行うとした。
笹崎さんは昨年9月、同局のセミナーに参加した際、今後他社への就職活動をしないことを条件に内定通知を受けた。だが、今年3月、人事担当者にクラブのバイト経験を伝えると、5月に内定取り消しを通知された。
通知書には「アナウンサーには高度の清廉性が求められる」「セミナーで提出した自己紹介シートにクラブのバイト歴を記載しておらず、虚偽の申告だ」などと書かれていた。笹崎さん側は「クラブで働く人は清廉さに欠けるというのは偏見」と批判。「就職の機会を奪っておきながら、多くの企業の募集が終わった時期に内定を取り消すのは許されない」と主張する。
笹崎さん側の緒方延泰弁護士は「本人はセミナー後、クラブのバイト歴を自己申告したが、こんなに大きな問題になるとは思っていなかった」と説明。提訴前に日テレと事前折衝した際、「裁判所が内定を認める仮処分をしても、日テレは『従わない』というので提訴に至った」と語った。
笹崎さんについて「人格的に明るく前向きで、日テレを信じている。本人は『普通の学生生活を送り、いい裁判結果の出ることを祈っている。世間を騒がせたことは恐縮です』などと話しています」と心境を代弁した。
企業法務を数多く担当する緒方弁護士は「就職前にいろいろな職業経験を積むことはいいこと」とした上で、「日テレを糾弾するために訴えたのではない」と強調。「人も企業も間違いはある。組織としての間違いを改めるのは難しいことも分かるが、柔軟な思考で彼女と一緒に仕事をすれば日テレの価値も上がる」と指摘した。
笹崎さんの一途な思いは通じるのか。次回の口頭弁論は来年1月15日。
サンケイスポーツ 11月15日(土)7時0分)

そんなに日テレがいいのかなぁ・・・って「?」と、どうでもいいような理由で内定取り消すなよ、という「?」の激突。