氷水は続くよどこまでも

<ALS支援>氷水効果で寄付金急増 日本は5日間で1年分
◇米国では3週間で43億円にも
運動神経の機能が失われ、全身の筋肉が動かなくなる「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の患者を支援しようと、バケツにいれた氷水を頭からかぶるチャリティーイベント「アイス・バケット・チャレンジ」が国内で広がる中、日本ALS協会に寄せられた寄付金が、8月18〜22日の5日間で、昨年度1年分に迫る394万円に達した。同協会が22日、明らかにした。
同協会によると、508人から寄付があった。昨年度の寄付金総額は約425万円で、今回集まった寄付金はこれに迫る額だ。「関係者や遺族からの大口の寄付ではなく、フェイスブックなどの口コミで、短期間にこれだけの寄付が集まることに驚いています。これをきっかけに、ALSに対して継続的に関心を持っていただけるとうれしい」と同協会。寄付金は年度によって金額が上下し、2012年度は684万円▽11年度は432万円▽10年度は741万円だった。
米国発のこのイベントは、寄付をするか氷水をかぶって次の挑戦者を指名することがルール。スティーブン・スピルバーグ監督やマイクロソフト創設者のビル・ゲイツ氏、女優のジェニファー・ロペスさんら著名人が、挑戦の様子を動画で公開して広がった。
日本でも、人工多能性幹細胞(iPS細胞)研究の山中伸弥・京大教授が氷水をかぶる様子が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された(https://www.youtube.com/watch?v=h8SxIN2ILsQ&list=UU-I2cp3hAGPt7qD57CmioKA)。ソフトバンク孫正義社長、トヨタ豊田章男社長ら財界人のほか、芸能人やスポーツ選手も続々と挑戦し、話題を呼んでいる。
一方、米国のALS支援団体(http://www.alsa.org/news/media/press-releases/ice-bucket-challenge-082114.html)への寄付金総額は、7月29日〜8月21日時点で約4180万ドル(約43億円)に達する。日本ALS協会への寄付方法は、協会のウェブサイトに記載されている。
毎日新聞 8月22日(金)18時34分)

注目されるって、大事よね。