意外にも、初

<サッカー>なでしこ、豪破り初優勝 女子アジア杯
サッカーの女子アジア杯は25日、当地で決勝が行われ、5大会ぶりに決勝に進んだ日本代表(なでしこジャパン)=国際サッカー連盟(FIFA)ランキング3位=は、前回女王のオーストラリア=同11位=を1−0で破って、初優勝を果たした。大会最優秀選手には、宮間あや(岡山湯郷)が選ばれた。3位決定戦は中国が韓国を2−1で破った。
過去4度、決勝に進んだが、いずれも敗れていた日本。14日の1次リーグ初戦で0−2から引き分けに持ち込んだ相手との再戦だったが、前半に岩清水梓(日テレ)が先制ゴールを決め、そのまま堅守で逃げ切った。
日本は今大会で2015年女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会の出場権を獲得している。

○…センターバックの川村が守備で貢献した。高さとパワーのあるオーストラリアに対し、何度も体を張って好機をつぶした。「受けに回ることなくやりたい」と話していた川村は本職はボランチだが、センターバックの経験は「もう覚えていない。昔、中学か高校くらい」。最初こそ、岩清水や周りとの連係に苦慮したが、徐々に良くなっていった。「初めてCBやったと思うが、頑張ってくれて、私より体を張ってくれて、頼もしかった」と岩清水も評価するほど。「ボランチと比べると一発で抜かれる怖さがある。一発で奪い取りたいのを我慢しながらやっている」と川村。気持ちを前面に出し、懸命に最終ラインを支えた。


日本・佐々木監督 本当に厳しい戦いだった。選手たちはよく頑張った。何よりもよく粘りながら、よく頑張った。それに尽きる。(アジア杯は)僕も3度目の挑戦。3度目の正直で何とか取れた。これを機にW杯につなげたい。

岩清水 本当に欲しいタイトルだった。今やっと実感している。(決勝ゴールは)宇津木がいいボールを蹴って(私は)触っただけ。(決まった瞬間は)何が何だか分からなかった。

川澄 最後まで全員が集中した結果。若い選手も多い中で、1試合ごとにチームが成長した。W杯優勝後、タイトルがなかったのでうれしいし、来年のW杯や五輪につながることを信じて練習したい。

宮間 この大会を優勝するのは目的だったが、来年に向けてやることはたくさんある。これが男子のW杯の弾みになれば。一人が欠けても優勝できなかった。みんなの勝利。

澤 自分としては正直、納得いく大会ではなかったが、チームとしては目標のアジアの頂点を取れた。それを達成できたのはすごく良かった。
毎日新聞 5月26日(月)0時6分)

先に世界チャンピオンになってしまったものだから、プレッシャーはすごかったでしょう。
だが、男子にはない「勝者のメンタリティー」を持っていることを証明したのもまた事実。
おめでとうございます。