情けないといえば・・・

米大統領来日>銀座のすし店で夕食会 雑居ビルの三つ星店
安倍晋三首相は23日夜、日本に到着したばかりのオバマ米大統領を東京・銀座のすし店「すきやばし次郎」に招いた。オバマ氏が「すし好き」と聞いた日本側が、首脳間の個人的関係を深めてもらおうと、非公式な夕食会としてセットした。
同店は1965年創業。格付け本「ミシュランガイド」で、7年連続で最高評価の「三つ星」を獲得している。店主の小野二郎さん(88)は、三つ星店の現役料理人としては最高齢とされる。
2011年には、米国のデビッド・ゲルブ監督が小野さんの仕事ぶりを捉えたドキュメンタリー映画「二郎は鮨(すし)の夢を見る」が公開され、米国でも知られている。
ただ、来日した要人をもてなす夕食会は、周辺の交通規制や警備上の都合などから、首相官邸横の公邸を使うのが一般的。雑居ビルの地下1階にある同店は、首脳の食事場所としては異例だ。
オバマ氏は実務的な大統領として知られ、安倍首相とは「相性がいいとは言えない」(日米外交筋)との指摘もあり、「カウンターに座り、くつろいだ雰囲気が出せれば」(首相周辺)と「すし外交」を決断した。
首脳外交では、しばしば「食べ物」が活躍してきた。11年11月、ハワイでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれた際には、野田佳彦首相(当時)がオバマ氏に好物のチョコレートケーキをプレゼント。打ち解けた雰囲気になり、信頼関係の構築に結びついたとされる。
オバマ氏はハンバーガー好きとしても知られ、09年の来日時は自ら「神戸ビーフ」をリクエストしたほど。今回は大詰めの環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉で牛肉の関税率が焦点となっているためか、牛肉は見送られ、日本の伝統食のすしに落ち着いた。
毎日新聞 4月23日(水)20時8分)

実のある来日ではなさそうだな。