ドクターコネクションの外

神戸のニセ医者、「灘高→東大医学部」で県財団もダマす 講演14回も
医師免許を持たない神戸市西区の男性(55)が医学博士や医師と偽り、講演活動やラジオ出演をしていた問題で、男性が兵庫県の外郭団体である公益財団法人「兵庫県健康財団」(同市兵庫区)の依頼で過去2年間で14回講演し、計約40万円の講演料を受け取っていたことが22日、関係者への取材で分かった。男性は学歴などを詐称した履歴書を提出、財団側が信用していたという。
財団によると、第三者の推薦を受けて、平成24年6月に、県内各地で開かれる健康セミナーの講師として男性を登録した。この際、男性は財団に履歴書を提出。学歴の記入欄には進学校として有名な灘中学、灘高校(神戸市)を卒業し、東京大医学部を卒業したことなどが記載されていたという。
その後、男性は24、25年度に講演したが、財団は内容を聞いた関係者から男性の経歴を疑う声が上がったことなどから、今年度は講師として登録を更新しなかった。財団は取材に対し「履歴書の経歴を信用して依頼した。時間を割いて講演してもらっており、講演料の返還を求めるかどうかは未定」としている。
一方、男性に講演を依頼してきた同県三木市の北井信一郎副市長は22日の定例会見で、市が男性に対して講演料として1時間当たり1万〜1万5千円を支払っていたことを説明。北井副市長は男性から聴取することを明言し、「正直驚いている。講師の決定は担当課が決めてきた」と話した。
産経新聞 4月23日(水)13時9分)

ひとこと。
同業者として情けない。