神宮で乱れ咲き

連日の乱戦、神がヤに15‐8でお返し「イツモオオキニ」
「ヤクルト8‐15阪神」(6日、神宮)
連日の打撃戦をこの日は阪神が20安打15得点の逆転勝利で、連敗を止めた。
前日(5日)は両軍5投手ずつの12‐11でヤクルトが阪神を退け、この日は計14投手で阪神が乱戦を制した。週末のデーゲーム2試合で試合時間は合計8時間30分を越えた。
阪神は二回1死二、三塁から上本が左前に2点適時打を放ち先制。しかし、その裏にヤクルトは1死満塁から山田の遊撃内野安打で2点を返し同点に。さらに川端の犠飛で逆転した。
ヤクルトは三回、2死から左翼マートンのエラーと四球で一、二塁とし、代打・岩村阪神の2番手・渡辺から右中間へ1号3ランを放ち3点を追加した。
阪神は2‐6の七回1死一、三塁からゴメスの左線適時二塁打で2点を返し、さらにマートンの右前打で一、三塁とすると新井良の中前打で1点差まで迫った。だが、その裏ヤクルトは2死一、三塁から山田の2点二塁打で再び突き放した。
5‐8とリードされた阪神だが、八回には無死満塁から大和が左翼へ2点適時打。1死一、三塁からゴメスの遊撃内野安打で同点。さらに続くマートンが左翼へ4号3ランを放ち、この回一気に6点を奪い、逆転に成功。九回にはゴメス、マートンの適時打と坂の2点適時打で4点を追加した。
阪神は先発の榎田が1回2/3で降板後、渡辺、筒井、金田、加藤、福原とつなぎ、九回は7番手の呉昇桓が登板した。一方のヤクルトも先発・中沢が二回途中で降板。押本、村中、八木、石山、山本啓、久古の7投手をマウンドに送った。
前日は来日自己最多の7打点、この日も4打点(5打数4安打)の阪神マートンはインタビュー・マイクを向けられ、「チームプレー。いい球が来たら積極的にいく。幸運なことにいい球が来た。(2日間11打点の要因は)分かりません。ラッキーボーイ。野球なんでいい球が来ればいいスイングをしようと思う。(ゴメスも活躍で)いいバッターが並んでいる。(投手陣が苦戦だが)いいピッチングをするときもある。いずれピッチャーも良くなることを信じて戦いたい」と乱戦に高揚することなく、淡々と話した。
マートンは最後に、連日の長時間ゲームを声を嗄らして応援してきた阪神ファンに向かって「イツモオオキニ。イエスさまに希望がありますように」と、日本語で締めのあいさつを送った。
(デイリースポーツ 4月6日(日)18時8分)

勝ったじゃん。