はしか

はしか患者増加、国内流行の兆しか−今年の報告数、東京が最多
麻疹(はしか)の患者報告数が増えている。国立感染症研究所が18日に発表した3月3日から9日までの週の患者報告数は2週連続で増加。今年の報告数(2013年12月30日―14年3月9日)は、昨年同期比3倍の172人となっている。海外からの輸入例が減っているにもかかわらず、患者が増えていることから、同研究所は、一部の地域で流行しつつあると分析している。【新井哉】
同研究所によると、3月3日から9日までの患者報告数は前週比1人増の23人。都道府県別の報告数は、静岡の7人が最多で、以下は東京と神奈川(共に5人)、群馬(2人)などとなっている。
今年の累積報告数では、東京が最多の27人を記録。千葉(21人)や京都(20人)、神奈川(17人)、埼玉(16人)でも多かった。年齢別では5―9歳と20―29歳の報告数が多く、共に全体の2割を占めた。
麻疹の報告数は昨年12月以降、増加傾向が続いており、1月下旬ごろまでは海外からの輸入例の割合が高かったが、最近は国内感染例の割合が高いという。同研究所は「一旦輸入例として入ってきた麻疹ウイルスが、地域によっては国内流行しつつあることを示唆しており、憂慮される状況」としている。
首都圏でも国内感染の疑い例が増えている。神奈川県は、3月3日から9日までの患者報告数5人のうち3人が県内で感染したと推定。年齢別では10歳未満が2人、30歳代が2人、40歳代が1人。地域別では横浜市からの報告数が最多だった。
横浜市は「国内で感染した人では、気付かないうちに麻疹患者と接触して感染したことが疑われるケースもある」と指摘。麻疹は感染力が強く、免疫のない人が感染すると百パーセント発症するとして、感染の疑いがある時は、早めに医療機関で受診することを勧めている。
(医療介護CBニュース 3月18日(火)13時8分)

しばらく下火だったのにな。