断末魔

13年ぶり「HERO」に賭ける「キムタク」大一番〈週刊新潮〉
1582年、織田信長。1815年、ナポレオン。どの時代の英雄も、いつかは凋落する。そして彼にとっては、今がその岐路か……なんて。
SMAP・木村拓哉（41）。90年代後半から主演ドラマで高視聴率を連発、2000年の『ビューティフルライフ』（TBS）最終回では、41・3％を叩き出した。
が、徐々に翳りも見え、昨年10月期『安堂ロイド〜A. I. knows LOVE？〜』（TBS）では平均12・8％と大惨敗。特に同枠で堺雅人主演『半沢直樹』が最終回42・2％を記録した直後だったことが、“キムタク神話の終焉”を際立たせたのだった。
しかし、やられたらやり返さねば。倍にして！
「7月期のフジ月曜9時ドラマで、『HERO』続編の放送が決まりました！」（フジ関係者）
01年に放送された、キムタク主演の検事モノで、
「『ビューティフル〜』の次の作品で、11話すべて30％超え。まさに“キムタク人気ここにあり”でした」（芸能ライター・上杉純也氏）
07年に公開した映画版は興行収入81億円を記録。
「基本は続編をやらない木村さんがこの切り札を使うとは、相当焦っていたのかも。また低視聴率にあえぐフジとしても『HERO』ならヒットが見込め、思惑が一致したのでしょう」
と、前出関係者。『安堂〜』が大コケしていた昨秋頃から4月期ドラマを目指し、企画が進んだそうだ。
「しかし松たか子、阿部寛、大塚寧々ら主要な共演者は見切りをつけたのか、都合がつかず、結局彼らの出演なしで7月期に決定。続編の新ヒロインは北川景子、脚本は01年の『HERO』後、『海猿』『ガリレオ』等も当てた福田靖の続投です。実は既に映画化も決め、松さんも映画には少し出演します」（同）
4月期はSMAP・香取慎吾が穴埋めするという。さあ、背水の夏の陣。
※「週刊新潮」2014年2月20日号
（Book Cafe 矢来町ぐるり　2月21日(金)13時9分）

それが時代にマッチしてなければ、またコケるだけでは・・・。