猛暑歓迎な方々

コンビニの揚げ物・DC扇風機……猛暑で売れ筋変化
記録的な猛暑で、消費に変調が起きている。飲料やアイスクリームといった従来型の商品に加え、「男性用の日傘」や「省エネ扇風機」、コンビニエンスストアの揚げ物、といった新たな売れ筋も出てきている。
生活用品を扱う「東急ハンズ」では、5〜11日に、男性用の日傘の売り上げが、昨年の同じ時期の4倍に膨らんだ。担当者は「40代以上の男性や、外回りの営業社員の購入が多い」と話す。たまらぬ暑さに、これまでは女性の利用が多かった日傘が、男性にも広がっている。
家電量販店では、省エネの新型扇風機が人気だ。
ビックカメラによると、直流モーターで動く「DC扇風機」の10、11日の販売台数が昨年の同じ時期の週末の3倍に急増した。
担当者によると、従来型の交流方式よりも風量を細かく調整でき、省エネなのが特徴だという。作動音も静かで、微風運転ができ、寝ているときの利用に適している。さらに、「扇風機はその場で持ち帰れる点が受けている」と同社。エアコン設置までの時間ががまんできない消費者に、人気を呼んでいるようだ。
コンビニでは、夏は暑いほど売り上げが伸びる。セブン―イレブンでは、冷やし中華やざるそばなどの10〜14日の販売額が、昨年より3〜5割増加。アイスも3割増、大容量の水やスポーツ飲料は6割増えた。
思わぬ人気商品もある。
ファミリーマートでは空揚げやコロッケなどの5〜11日の売上高が、昨年の1割増しになった。同社は「家で揚げ物を作る人が減ったためでは」(広報)とみる。油料理をすれば、家のなかがさらに暑くなるだけに、コンビニでの購入で済ませているようだ。
大手スーパーのイオンは「『クーラーの利いたお店に涼みに行こう』という人も増えているのではないか」とみる。小売業界にとって、猛暑は歓迎だ。
朝日新聞デジタル 8月16日(金)16時6分)

確かに、ウチも扇風機買いましたし・・・。