まだ「最後」じゃないものね

地元ファン大讃辞「威厳と優しさ」「慢心しないスター」 松井氏引退式
ライト席に弾丸ライナーで突き刺さる本塁打。2009年ワールドシリーズでMVPに輝いた栄光のシーン−。松井秀喜氏の引退式では、ヤンキース時代の活躍の様子がセンター後方のバックスクリーンに次々と映し出された。
「GO! GO! GODZILLAゴジラ)」「松井選手 夢よありがとう」。大勢のファンが詰め掛けた内外野のスタンドにも、松井氏をたたえる英語や日本語のプラカードが並ぶ。
松井氏の背番号「55」を付けたTシャツを着ていたカイル・ゲッチスさん(26)は「マツイの威厳と優しさ、紳士的な雰囲気は、ヤンキース選手のあるべき姿を見事に体現していた。スピード感あふれるイチローのプレーとともに、パワーあふれるマツイの雄姿は永遠に忘れない」としみじみ語った。
一時在籍したレイズの本拠地、フロリダ州から応援に来ていたブラッド・マコイ氏(41)は「レイズ時代は野球人生最後の時期だったとはいえ、見事な実績とともに圧倒的な存在感があった」と振り返った。
ヤンキースタジアムにはツアーを組んでやってきた日本人の姿も大勢あった。
女性会社員の羽竹房枝さん(38)は「レイズ時代にフロリダに応援に行ったとき、代打に出ようとして素振りをしていたのが現役最後の姿だった。ニューヨークに来て本当にいい思い出になった」と話した。
球場では、松井氏への“指導者待望論”も多く聞かれた。千葉県から応援に駆け付けた伊介みち子さん(63)は「日本にいま戻ると騒がれる。米国でコーチなどの指導を積み、落ち着いてからぜひ、巨人に戻ってほしい」とエールを送った。
「ヒデキは偉大なスーパースターでありながら、慢心しない選手。(薬物疑惑で揺れる)アレックス・ロドリゲスなどとは違って真面目な人物だ。引退式をしてあげて本当に良かった」
“生涯ヤンキース・ファン”を自称する女性のシャリング・ギンスバーグさん(55)は暖かい眼差しでこう語った。
産経新聞 7月29日(月)10時45分)

なぜか、違う形でヤンキースのユニフォームを着ている姿が想像できますからね。
たぶん、きっと、これで終わりじゃないし。