欧州最終決戦

バイエルンが12年ぶり5度目の欧州制覇…土壇場の決勝点でドルト下す
チャンピオンズリーグ決勝が25日、イングランドウェンブリー・スタジアムで行われ、ドルトムントバイエルンが対戦した。
決勝史上初となったドイツ勢同士の一戦は、ドルトムントが序盤から攻め込む展開を見せた。13分にロベルト・レヴァンドフスキミドルシュートでゴールを狙ったが、GKマヌエル・ノイアーのセーブに遭い、直後の15分に右サイドからのクロスをヤクブ・ブワシュチコフスキがダイレクトボレーで合わせたが、再びノイアーの好守によって防がれた。
ドルトムントは19分にも、マルコ・ロイスがカウンターからドリブルシュート、22分にスヴェン・ベンダーペナルティエリア内でシュートを放ったが、いずれもノイアーのセーブに阻まれた。
一方、バイエルンも26分にビッグチャンスを得た。左サイドからゴール前にクロスが上がると、マリオ・マンジュキッチがドンピシャのタイミングでヘディングを合わせた。しかし、シュートはGKロマン・ヴァイデンフェラーに弾き出された。30分にもアルイェン・ロッベンがGKと一対一となる絶好機を得たが、再びヴァイデンフェラーの好セーブに防がれた。
互いにGKが好守を見せ、スコアレスのまま時間が推移すると、35分にドルトムントレヴァンドフスキがディフェンスラインを突破してシュートを放つ。ところが、またもノイアーのブロックに遭い、先制点には至らなかった。バイエルンも、43分にロッベンペナルティエリア内で抜け出してシュートを打ったが、ヴァイデンフェラーの顔面でのセーブにより、得点できなかった。
前半は両チームとも攻め合いながらも、スコアレス。後半に入っても、互いに得点できない時間が続いたが、60分にバイエルンが均衡を破った。左サイドをリベリーロッベンのコンビネーションで崩す。最後はロッベンの折り返しをゴール前のマンジュキッチが押し込み、ゴールネットを揺らした。
ついにバイエルンが先制したが、ドルトムントもすぐさま反撃を見せた。67分にロイスがペナルティエリア内でダンテからファウルを受けてPKを獲得。同点の絶好機となったPKは、イルカイ・ギュンドアンが冷静に沈め、同点に追いついた。
振り出しに戻った試合は、72分にバイエルンが勝ち越しのチャンスを得る。右サイドを抜け出したトーマス・ミュラーが、飛び出してきたヴァイデンフェラーをかわして、シュートを放った。ところが、ゴール寸前でネベン・スボティッチがスライディングでクリア。76分にもバイエルンダビド・アラバが強烈なミドルシュートを放ったが、ヴァイデンフェラーが好セーブを見せた。
1−1のまま試合終盤に突入すると、89分に勝ち越し点が誕生。リベリーがゴール前でロングボールをキープすると、最後はリベリーからパスを受けたロッベンがゴールに流し込み、バイエルンがついに勝ち越した。
バイエルンはそのまま2−1で逃げ切りに成功。2000−2001シーズン以来となる12年ぶり5度目の欧州制覇を果たした。
(SOCCER KING 5月26日(日)5時33分)

最後は、クラブとしての経験の差かな。
おめでとうございます。