資源集中策

角川GHD連結子会社9社を吸収合併--商号は「KADOKAWA」へ
角川グループホールディングスは3月28日、10月1日付で連結子会社9社を吸収合併するとともに、6月22日付けで商号を「株式会社KADOKAWA」に変更すると発表(PDF)した。同日行われた取締役会において決議したもので、6月22日に開催予定の定時株主総会の承認を経て実施される。
吸収合併されるのは、角川書店アスキー・メディアワークス角川マガジンズメディアファクトリーエンターブレイン中経出版富士見書房角川学芸出版角川プロダクション連結子会社9社。吸収合併方式により、連結子会社9社は解散する。
KADOKAWAは、出版事業、映像事業、版権事業、デジタルコンテンツ事業等を行う事業会社となる予定だ。
同社は、2003年4月に純粋持株会社体制に移行して以降、メディアリーヴス(現:エンターブレイン)、中経出版メディアファクトリーの買収など活発なM&Aを行ってきた。
最近では、1月に子会社だった角川グループパブリッシングを吸収合併し、組織再編に取り組んできた。しかし、より機動的な新規事業の展開を加速させるためには、IP(コンテンツ)・ID(顧客)を一つの会社に統合・結集する更なる組織再編が必要と判断したとしている。
グループ各社に分散していた共通機能の集約化を進めると共に、コーポレートブランド「KADOKAWA」を強く打ち立て、国内外での事業展開の強化、世界で通用するコンテンツを創出していくとしている。
なお、2012年3月期の連結売上高において、当社、合併予定の角川グループパブリッシング連結子会社9社が占める売上高の割合は80%になるとしている。
CNET Japan 3月28日(木)16時41分)

アスキーが子会社だったのは知らなかった。