なら東京タワー使えよ

ツリー移行に暗雲…テレビ受信障害の把握難航
東京タワーから東京スカイツリーへのテレビ電波の送信切り替えを控え、NHKと民放キー局5社は、受信状況を調べるため、試験放送を見るよう促している。
しかし、視聴者の反応は鈍く、障害世帯の把握は難航し、5月の切り替えに暗雲が漂い始めている。
スカイツリーは、東京タワーに代わる関東1都6県の新たな電波塔。電波を切り替える際、アンテナで受信している世帯で、その向きが違うなどの理由から受信障害を起こす可能性がある。NHKと5社は影響世帯を推計した結果、スカイツリーからの電波を受ける約1500万世帯・事業所のうち16万件が受信障害を起こし、対策費に約100億円必要との試算も浮上した。予想を超える件数に、当初「2013年の早い時期」とされていた切り替え時期は5月にずれ込んだ。
12年12月にスカイツリーから電波を出す試験放送を始めたが、17日までに東京スカイツリー受信相談コールセンターに寄せられた相談は2万1040件。うち対策が必要なのは6194件と、反応は鈍い。NHKの担当者は「試験放送の認知度が低く、障害世帯の規模さえ把握できていない」と焦りを見せる。
そこで、2月までの土曜日に加え、3月に平日の午前と夕方に試験放送を追加実施することになった。事前にチラシ配布などを通じて周知した上、より視聴率の高い時間帯に放送時間を長くして行うことで、視聴者の注意を喚起する。
(読売新聞 2月19日(火)10時55分)

東京タワーでも地デジ電波は発信できるわけだし。
わざわざ作る必要性はあったのか。