誇り高き男の決断

上原号泣「撤回してください」…松井引退会見
巨人、ヤンキースなどで活躍した松井が27日(日本時間28日)、同市内で会見を開き、現役引退を表明した。日米通算507本塁打を放った希代のスラッガーは「命懸けのプレーも終わりを迎えた」と胸の内を吐露した。
レッドソックス上原浩治投手(37)が28日、年内の自主トレを都内のグラウンドで打ち上げた。松井引退会見をテレビで見た右腕は「引退を撤回してください」と訴えた。
朝7時から生中継していたテレビにかじりついた。「号泣しましたよ」。目から自然と涙があふれたという。「人間的にも野球選手としても超一流。あれ以上の選手は上を見ても下を見ても、僕はいないと思っている」。松井に対しての尊敬の念は誰よりも強く抱いてきた。
「さみしいっす」。そう振り返った直後、メジャーリーガーらしく切り出した。「(引退を決意した)原因は(負傷した両)膝だと思うので、しっかり治して、来年一緒にプレーしましょう。絶対もう一回できる。クレメンスもそうやったやん」。03年に引退表明しながら、04年に復帰(07年までメジャー、12年に独立リーグでプレー)した通算354勝の剛腕、R・クレメンスを例に挙げた。
メジャーでは6打席対戦して無安打1三振に抑えている。「上から目線で行かせてもらいます。悔しいんなら、もう一回復活してください」。大好きなゴジラ先輩に、上原は再度の対戦を熱望した。
(スポーツ報知 - 12月29日(土)7時3分)

イチロー 珍しく感傷的に「ただただ寂しい」
松井秀喜引退
ヤンキースイチロー外野手(39)も松井の引退を惜しんだ。7月にマリナーズから松井がかつて在籍したヤ軍に移籍。伝統球団でのプレーの中で、松井の偉大さを肌で感じていた。
ヤンキースでプレーして、あらためて、松井選手が残してきた実績がいかに重く、難しいことであったかを知った。」
自らの色を前面に押し出すよりも、ヤ軍では調和が求められる。世界一の宿命を背負う中、7年間、レギュラーを張り続けた1年後輩を心から称えた。
初めて松井の存在を知ったのは中学時代のある大会だった。当時、イチローは投手で、松井は捕手。そして愛工大名電時代の90年、松井が星稜高1年時に練習試合で対戦、言葉を交わした。
テレビ局の対談ではお互いの野球観をぶつけ合った。03年オフ。松井が大リーグで対応すべく、まずは確実性を求めたことに、イチローは苦言を呈した。「何時間も話し込んだことがあったが、僕とはまったく違う思考で、とても興味深かった」。また、06年の第1回WBCへの参加、不参加については当初は2人で歩調を合わせるはずが、最終的にイチローだけが出場。この時ばかりは松井に対し、日本の野球ファンの一部から非難の声も上がり、この一件を境に2人の間に微妙な空気も流れたのは事実だ。
それでも、イチローは言った。「中学生の時から存在を知る唯一のプロ野球選手がユニホームを脱ぐことが、ただただ寂しい」と。珍しく感傷的になったのは、松井から刺激を受け続けてきたからこそだった。
スポニチアネックス - 12月29日(土)7時2分)

江夏豊氏、「男のプライドを見せつけた」……松井の引退に各界からコメント続々
メジャーリーグタンパベイ・レイズを戦力外となっていた松井秀喜選手が28日、今季限りで現役引退を表明した。発表を受け、松井を知る関係者やファンからは驚きとともに、日本を代表するスラッガーの引退を惜しむ声が続々と上がっている。
プロ野球選手で野球解説者の江夏豊氏は、松井の去就に注目が集まっていた今月20日には、「松井、 大丈夫かな…。松坂はなんとかなりそうな雰囲気だけど、松井は厳しそうだね」と心配するとともに、「松井、本人が考えて決断することなんだけど、メジャーの契約がなかっ た場合、再度日本でプレーする勇気と気力あるかな。プライドもあるだろうから、なんとも言えんよ」とコメントしていたが、28日に引退を表明したことを知ると、「男のプライドを見せつけたね。勇気ある決断を賞賛したいね」と、讃えた。
過去にスポーツライターとしても活動していた作家の乙武洋匡氏は、「松井秀喜選手、引退か…。日本に帰るという選択肢、本当に彼のなかではなかったんだな。心から『お疲れさまでした』!」と、20年間におよんだ野球人生に幕を閉じた松井を労うコメント。大の阪神ファンとしても知られるタレントのダンカンは、自身の公式ブログで「松井引退…まだ、見たい!」と惜しんだ。
また、高校時代にはプロ野球のドラフト指名候補にも名前が上がったというタレントの野久保直樹は「朝から松井秀喜さんの引退を知りちょいと凹んでおりまんす」と残念な思いをつづるとともに、「日本人があのヤンキースのストライプのユニホームに袖を通す事になった時、日本の野球もここまでレベルが上がったのかと喜んだ。スポーツ選手につきものの怪我と戦いながらメージャーで挑戦し続け夢を与え続けてくれた松井さん!お疲れ様でした!」と、自身の公式Twitter上でコメントした。
そのほか、ボクシングの元世界2階級王者・長谷川穂積選手は、「お会いしたことは一度もない」としながらも、同じく世界を舞台に活躍したアスリートとして共感することが多かったのか、日本球界への復帰を選ばず引退を決断した松井を「自分の考えをもち周りに流されることなく自分の野球人生を貫いた素晴らしい方だと思います」と評し、「本当にお疲れ様でした。数々の感動をありがとうございました!」とつづった。
(RBB TODAY - 12月28日(金)18時28分)

プロに対していちファンが言う言葉じゃないんでしょうけど、穴があいたような気分です。
グリーンスタジアム神戸でのオールスターゲームのとき、地を這うような打球がホームランになってしまった。
あれを目の前で見たのが、一番の思い出かなぁ。
草野球でもいいから、見たい。
マスターズリーグでもなんでも復活させて、またみれないかなぁ。