その進化は正常進化か?

タブレットさよなら 22日に最後の受け渡し JR只見線
運転士と駅員がホームでタブレットを受け渡す。そんなローカル線で親しまれてきた光景が22日を最後に、国内のJR在来線から姿を消す。唯一残る福島県内の只見線で、単線区間の衝突事故防止策が、タブレットを使わない新たな方式に切り替わるため。昔ながらの方式は、惜しまれつつ役目を終える。
正式には「タブレット閉塞(へいそく)」と呼ばれる。単線区間のうち、信号機による運転制御が未整備の区間に導入。タブレットを持つ列車のみに走行を許可し、正面衝突事故を回避する。
タブレットは大きな輪が付いた革製ポケットに入れられ、出発駅で運転士に手渡される。到着駅で返却されるまで、別の列車は区間に入れない。
只見線会津坂下会津坂下町)−会津川口(金山町)間の39.2キロで採用。途中の会津宮下三島町)を含む3駅で、受け渡し作業を行っている。
JR仙台支社によると、少なくとも全線開業した国鉄時代の1971年ごろから40年以上は続くという。
23日以降は「特殊自動閉塞」と呼ばれる方式に切り替わる。出発駅で方向てこを倒すと、到着駅の出発用信号機が自動的に赤となる。東北では陸羽東線石巻線磐越東線などで利用されている。
タブレットの受け渡しは今後、津軽鉄道青森県五所川原市)など全国の一部私鉄とJR貨物の路線でしか見られなくなる。
JR東日本は今月7日、最後のタブレット受け渡しが見られる旅行商品を発売。わずか半日で完売したといい、22日の最終日には大勢のファンらが現地を訪れるとみられる。
仙台支社は「今後も只見線沿線の魅力を発信していきたい」と話している。
只見線は昨年7月の新潟・福島豪雨の影響で、会津川口−大白川(新潟県魚沼市)間が休止中。このうち只見(福島県只見町)−大白川間は10月1日に運行を再開する。
河北新報 - 9月18日(火)6時10分)

より安全な方式に切り替わるのであれば、それ自体は歓迎しますけど。
風物詩的なものが消えていくのは、どっかさびしいものがあったり。