燃料に回す余裕がない

ネスレ会長、食料のバイオ燃料への転換をやめるよう呼びかけ
スイスの食品大手ネスレNESN.VX>のピーター・ブラベック会長は、バイオ燃料の生産に食料を使用することに終止符を打つため、政治家に圧力をかけるよう働きかけている。
同会長は、スイスの新聞ゾンタークス・ツァイトングとのインタビューで「バイオ燃料を廃止すべきという意味ではない。生産者は他の有機材料を使用すべきだ」と指摘。
「問題は米国産トウモロコシのほぼ半分、欧州産の菜種の60%が燃料生産に使用されていることだ」と語った。
バイオ燃料の生産は、気候変動によって既に押し上げられている食料価格に上向きの圧力を与えており、政治家や科学者の間ではバイオ燃料の生産に関する政策見直しを求める声が高まっている。
ブラベック会長は「(食料)価格はますます変動が激しくなり、原油価格との相関性が強まっている」と指摘した。
会長はまた、国際コモディティ(商品)市場における透明性の向上も求めた。
牛乳、コーヒー、ココアなどの主要なコモディティ向けのネスレの投入コストは2012年下期に低下する見込みであるものの、価格のひっ迫が続いた場合、中期的な影響を受ける可能性があるとの見方を示した。
(ロイター - 8月20日(月)13時11分)

バイオ燃料のためにわざわざ作っているのは本末転倒で、あまりものをうまく有効活用できる技術は必要なんだろうなぁ・・・