結局スターがいないんだよ

観客動員トップ続ける阪神、今季は危うし!?
2005年に観客動員の実数発表が始まってから、7年連続で12球団トップの集客を誇っている阪神が、今季は少し伸び悩んでいる。交流戦終了時点で、主催試合の1試合平均は3万9837人で、ライバル巨人に次ぐ2位。得点力の低下や、生え抜きの若手スター選手の不在もあって、球界一ともいえるファンの目も厳しくなっているようだ。
今季の阪神の観客動員数は、主催30試合(京セラドーム大阪、ほっともっと神戸を含む)で計119万5108人。リーグ4位に終わった昨季は300万人を下回り、05年以降で最低の289万人8432人だったが、今季もそれを下回る水準で推移している。和田豊新監督が誕生したことを考えれば厳しい数字だ。
対照的なのが、セ・リーグで初めて交流戦を制した巨人。昨季は東日本大震災の影響でシーズン序盤に東京ドームで主催試合ができなかった影響もあり、1試合平均は3万7736人にとどまったが、今季は4万654人と大幅に客足が改善している。交流戦主催12試合をみても、阪神の1試合平均4万1134人に対し、巨人が4万3806人。現在の成績と比例するように、集客力に大きな差が出ている。
阪神交流戦を終え、借金「1」のリーグ4位。坂井信也オーナーが「チームが勝つことが一番」と語るように、白星こそが集客を伸ばすための何よりの良薬であることは間違いない。一方で、坂井オーナーは「減少傾向が長期的な現象にならないように考えないと」と話し、昨季から客足が伸び悩んでいることも懸念している。
低反発の統一球の導入やストライクゾーンの変化もあって、阪神は今季ここまで、チーム打率・232、本塁打もわずか20本で、ファンにとっては味気ないロースコアの試合が多かった。一方の巨人は打率・250、本塁打36本はともにリーグトップの数字。リーグ戦が再開してもこの傾向が続くなら、観客動員トップの座を明け渡すことにもなりかねない。
巨人はFA(フリーエージェント)で杉内、村田を獲得するなど大型補強を行ったが、坂本ら生え抜きの若手スター選手がいるのも事実。一方の阪神は城島、小林宏ら近年の補強選手が戦力になっておらず、若手も伸び悩んでいるのが現状だ。
14日に開かれた阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会でも、一部株主から「一時の巨人のようで不安だ。5年、10年かかっても若手を育ててほしい」とチーム編成に批判の声も出た。若手のスター選手の育成を後回しにしてきたツケが集客にも影響し始めているのかもしれない。
産経新聞 - 6月21日(木)20時5分)

よくも悪くも、星野仙一時代からシフトできていないことが原因じゃなかろうか。
完全に、あの時代にすがっちゃってるし。