結核は、現代の病気だ。

世界で年140万人死亡=結核、途上国で深刻―発見130年・国境なき医師団
途上国を中心に、結核で死亡する人が後を絶たない。世界保健機関(WHO)によると、2010年の結核感染死者は約140万人。貧困による不衛生や栄養不足に加え、精度の低い検査や新薬開発の遅れが大きな課題となっている。ドイツ人学者ロベルト・コッホ結核菌を発見してから24日で130年。途上国で支援活動を続けるNPO法人国境なき医師団日本」は「関心を持ち続けてほしい」と訴えている。
結核は、せきやくしゃみで飛び散った結核菌が空気感染して広がる。体の免疫力が弱まると、発病しやすくなるとされる。風邪に比べ、せきや発熱などが長く続くのが特徴で、悪化すれば呼吸困難で死亡する恐れがある。日本でも死亡原因の1位だった時期があり、WHOの昨年10月の発表では、10年の新規感染者数は世界で約880万人に上った。
患者の95%はアフリカやアジアなどの途上国で暮らす。治療には早期発見が有効だが、途上国で一般的な、顕微鏡でたんを調べる検査は130年前の技術で、感染者の半数を見落とす恐れがある。
時事通信社 - 3月24日(土)6時1分)

なんとなく、「存在しない病気」みたいなイメージになってしまっているけど、違うんだよね。