RESISTANCE

<ロシア>2度目の抗議集会 プーチン返り咲き阻止呼びかけ
下院選の不正疑惑をめぐって政権批判が続くロシア各地で24日、抗議集会が開かれた。全国規模の抗議集会は10日に続き2度目。参加者は選挙のやり直しを求め、来年3月の次期大統領選でプーチン首相の返り咲きを阻止するよう呼びかけた。
首都モスクワでは約12万人(主催者発表)が参加し、ソ連崩壊後最大とされた10日の規模(約10万人)を上回った。警察発表では約3万人(10日は2万5000人)。
集会で民主派野党「国民自由党」のルイシコフ共同議長は「大統領選でプーチンに1票も入れるな」と提唱。9月に解任されたばかりのクドリン前財務相も参加し、公正な選挙の必要性を訴えた。
集会に参加したアレクサンドルさん(48)は下院選で与党「統一ロシア」に投票したが「国民が政治参加できるようにならなければいけない」と思い、野党主催の集会への参加を決めた。これまで政治に無関心だったという教師のナースチャさん(24)も「市民社会を作っていくため集会に足を運んだ」と話した。集会は極東ウラジオストクでも開かれ、1人が拘束された。
政権は広がる抗議への配慮も見せ始めている。メドベージェフ大統領は22日の年次教書演説で、知事公選制の復活や政党登録の簡素化など、民主派野党の要求に応じる姿勢を表明。23日には民族主義勢力を基盤とする政治家で北大西洋条約機構NATO)担当大使のロゴージン氏を副首相に任命し、幅広い勢力を取り込む構えを見せている。ただ下院選のやり直し要求には応じていない。
毎日新聞 - 12月24日(土)20時14分)

マトモな世界が降りますように。