iPhone VS その他大勢

iPhoneは“毒まんじゅう”? KDDIに懸念の声
KDDI(au)が、米アップル製スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の次期モデルを発売することが22日、分かった。スマホの投入が遅れ、携帯電話の契約者数で3位のソフトバンクに激しく追い上げられているKDDIは巻き返しに向けて強力な“武器”を手にすることになる。ただ、アップルは通信会社に販売ノルマや料金面で条件を提示することで知られ、KDDIからは「アイフォーンは毒まんじゅうにもなり得る」(幹部)との声も出ている。
アイフォーンは2007年に米国で発売され、「1国1通信会社」で展開していた。ただ、今年2月から米国でAT&Tに加え、KDDIと同様の通信方式を採用しているベライゾンでも併売。このため、ユーザーからは日本でもKDDIも発売するのでは、との期待が一部で高まっていた。
アイフォーンの次期モデルは世界では10月中に発売される見込み。KDDIの発売時期は明らかではないが、KDDIによる発売は世界発売より遅れる見通し。
アイフォーン人気は、携帯電話契約数をみれば一目瞭然だ。新規契約から解約を差し引いた純増数は、今年8月までソフトバンクモバイルが17カ月連続で首位。スマホで出遅れたKDDIは最近ではイー・モバイルにも抜かれて4位になることも珍しくない状況で、アイフォーンは絶対に必要だった。
ただ、KDDIのアイフォーン販売について、アナリストの間では「むしろマイナスになり得る」との見方も根強い。
ソフトバンクのアイフォーン人気は、その料金体系にもよるところも大きい。端末購入の初期投資は必要だが、その分を毎月の通信料から差し引く「実質ゼロ円」戦略だ。同じアイフォーンを異なる値段で販売することは難しいとみられ、KDDIも同様の料金戦略をとる可能性が高い。そうなれば、収益への影響は避けられない。
アップルは通信会社に販売ノルマや料金面で条件を提示することで知られるが、関係者によると「かつてに比べれば、ハードルは低くなった」という。だが、ノルマを達成するために“安売り戦略”を進めれば、マイナスの影響が出かねない。
武器か、毒まんじゅうか。アイフォーンを手にしても、KDDIは難しい判断を迫られることになる。
産経新聞 - 9月22日(木)13時52分)

確かに、逆にソフトバンクに流れる可能性ができちゃったよね。