「空気なんか読むな!」

調子が上がっている」北島、日本記録で貫禄V
北島はやはり“持っている”。男子200メートル背泳ぎで入江が日本記録を樹立した40分後、男子100メートル平泳ぎで日本記録を0・01秒更新して見せた。大歓声に手を振りながら、「うれしいです。レベルの高い選手と次につながる泳ぎができた」と満足気にうなずいた。
予選は58秒68で2位通過。それでも日本記録の更新を期待する報道陣に、「(記録は)遠いでしょ」と苦笑いを浮かべていたが、いざ決勝の緊張感に包まれれば体が自然と動く、といったところか−。スタート直後から力強いストロークでライバルを圧倒し、目標だった3年前の自己記録を0秒28短縮。「調子が順調に上がってきている証拠ですね」と笑った。
ロンドン五輪の前年、強い決意をにじませる。7月の世界選手権で優勝すれば、五輪代表に決まる。「この年齢、モチベーションを考えたら非常にありがたい」と勝負に出ることを明言。今大会は世界選手権の代表選考を兼ねる4月の日本選手権へ向けての「準備」という位置づけだ。
日本の平泳ぎ界は、2カ月前の世界短水路選手権で200メートルを制した21歳の冨田ら層が厚い。米国に拠点を置く28歳の北島は「彼らに刺激をもらい、自分に自信をつけるために帰ってきた」。27日は50メートルと200メートルの2種目に出場する。「持久力面はまだまだ。伸びのある泳ぎがしたい」と、課題を口にするのもまた王者の風格だ。
産経新聞 - 2月26日(土)20時14分)

つええな、やっぱ。
それにしても、「持っている」は早くも今年の流行語大賞??