温暖化が牙をむく

記録的猛暑の2割強、海水温の温暖化が原因
記録的猛暑だった今夏、上昇した気温の2割強は過去約30年の海水温の温暖化が原因とする解析結果を、東京大学大気海洋研究所の研究チームがまとめた。
チームは海水温と海氷面積のデータを基に、今年6〜8月の世界の気温をコンピューターで再現。その結果、日本やロシア西部の高温、北米西岸部の低温など、実際の観測値に近い結果を得た。その上で、1982年以降の長期的な海水温上昇や海氷の減少と、平年より約1・5度高かった日本の猛暑との関係を計算したところ、海水温上昇などが気温上昇に影響を与えた割合は2割強(約0・3度)に相当したという。
猛暑の原因については気象庁の異常気象分析検討会が9月、太平洋赤道域の海面水温の変動や太平洋高気圧の張り出しなどを挙げていたが、同検討会会長も務めるチームの木本昌秀教授は「海水の温暖化による底上げがなければ、今夏の猛暑は説明できない」と指摘。海水温の温暖化は今後も世界や日本の気温に影響を及ぼすとしている。
(読売新聞 - 11月20日(土)11時2分)

つまり、来年はもっと暑くなる・・・ってこと。