本質は変わったか

不出馬表明の東国原知事マニフェスト着手!早くも「築地」調査
来年1月20日に任期満了を迎える宮崎県の東国原英夫知事(53)は29日、県議会本会議で次期知事選(12月9日、26日投開票)について「出馬しないとの結論に至った」と述べ、1期目の今期限りで退任することを正式表明した。退任後は、来春の東京都知事選出馬を基本線に、次期衆院選出馬なども検討しているが、最近になって東京都が抱える行政課題について研究、分析していることが関係者への取材で分かった。今後について知事側近の唯是(ゆいぜ)一寿氏(37)は「(都知事選出馬は)違和感はない」と話した。
傍聴席に座る県民、50人以上の報道陣、県議が見守る中、東国原氏は壇上から「県知事として限界を感じてきました。2期目の知事選には出馬しないという結論に至りました。期待をしていただいた方には、本当に申し訳ない」と頭を下げた。「一部には『出馬やめろ』という意見もありましたが、期待に沿えたかな、と思います」とやや冗談交じりに答えた。
4年の任期の中で「ゆがんだ国と地方のあり方を是正すること」をテーマとして取り組んできた。だが、4月に家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)が発生。約29万頭の家畜を殺処分したが、制度や対応のあり方をめぐって農相、農水省との対立が激化した。「悪戦苦闘してきたが、国の根幹を変えるまでは至らなかった」と悔しさをにじませ、「この国のあり方、システムを変えることが、中長期で見た場合は、宮崎県のためになるのではないか」と話した。
今後の進路については「白紙」を強調したが、関係者によると、来春の都知事選出馬を基本線に次期衆院選出馬なども視野に入れているという。最近になって東国原氏が強い関心を示しているのが、東京都が抱える数々の問題。新銀行東京の再建問題、築地市場の移転問題、2020年の夏季五輪招致の可否などの行政課題について研究、分析を始めているという。
会見で具体的な言及こそなかったものの、「首都圏は地方分権で大きな役割を果たすべき。充電期間を置いて行動を起こさないと」と意欲を見せた。県知事選では「そのまんまマニフェスト」で支持を得たが、「東京版マニフェスト」の準備も着々と進んでいるようだ。
東京都の石原慎太郎都知事(78)は4選出馬について「一寸先は闇」と答え、態度を明確に示していないが、来年2月ごろには、候補者が出そろう見通し。地方分権道州制導入を理念とした「東国原新党」の旗揚げも検討していく。
(スポーツ報知 - 9月30日(木)8時1分)

東京都は、これじゃおもちゃだな。
お気の毒に。