自動性転換

天然記念物の鶏が性転換? 滋賀県大津市
滋賀県大津市の個人宅で飼育されているニワトリの一種で国の天然記念物「東天紅(とうてんこう)」の高齢のメス1羽が、茶色から、オス特有の赤褐色や黒色の羽に生え替わっていることが分かった。専門家は「メスなのに赤褐色の羽が生えるのはありえず、こんなケースは聞いたことがない。女性ホルモンが減少したためでは」と驚いている。
東天紅は鳴き声が長く続くため、日本三大長鳴き鶏として知られる。国の天然記念物に指定されているが、家禽類であるため飼育が認められている。大津市仰木の無職、八軒(はちけん)勲さん(70)が約15年前、観賞用として東天紅のひよこを購入、飼育している。
通常、メスの羽は全身が茶色であるのに対し、オスの羽は首と背中が赤褐色、長さ約1メートルの長い尾は黒色だ。
ところが昨秋、飼育していたメス1羽が約1カ月かけてオスの羽色に変化。茶色から、首と背中は赤褐色に。尾も黒色に生え替ったという。八軒さんは「このまま完全にオスになるのでは」と話している。
日本養鶏協会では「これまで確認されていないケース」とし、「この東天紅は人間では100歳近い。女性ホルモンが減少し、男性ホルモンの割合が増えたのでは」と推測する。
日本大学歯学部の酒井秀嗣准教授(鳥類内分泌学)も「非常に珍しい現象。卵巣の機能が低下し、女性ホルモンが分泌されなくなったことが原因だろう」と分析する。
鳥類は受精卵の細胞分裂の過程でオスからメスに変化するため、「女性ホルモンが分泌されなくなったため基本形のオスの特徴が出たと考えられる」と話している。
産経新聞 - 7月24日21時2分)

なんちゅうレアケース(笑)