放出する理由も出て行く理由もない

ラミレス残留2年10億円「日本一へスッキリ臨める」
今季で2年契約が満了する巨人のアレックス・ラミレス外野手(35)が、2年総額10億円プラス出来高で再契約することが28日、明らかになった。9月中旬から代理人を立てて契約延長への下交渉を始め、この日までに合意した。日本シリーズ後にも球団から正式に発表される。巨人移籍後2年間で通算打率3割2分1厘、76本塁打、228打点を残した主砲が気分一新、日本一奪回へ再スタートを切った。
晴れやかな表情だった。今季で2年契約が満了するラミレスが、2年総額10億円プラス出来高で契約延長を勝ち取った。スポーツ報知の単独取材に応じ、「非常に満足のいく内容だった。念願の日本一へ向けて、スッキリとした状態で臨めるよ」と切り替えた。
9月中旬から数回にわたり、代理人と球団との間で交渉を重ねてきた。巨人移籍2年間で通算打率は3割2分1厘、76本塁打、228打点。全試合先発出場も果たすなど、チームをリーグ3連覇へ先導してきた。契約満了で、他球団に移籍する選択肢もあるが、以前から“生涯巨人”を希望。実績を高く評価した球団は、07年オフにヤクルトから移籍してきた当時と、ほぼ同等の条件を用意。両者は相思相愛の関係で、交渉は順調に進んだ。
契約延長は、日本シリーズ終了後に球団から正式発表される見込み。ラミレスは以前から「巨人でプレーすることが大前提。お金の問題じゃない。巨人というチームを愛している」と言い続けてきただけに、出来高も加えて満足できる契約内容を手に入れた。今季の最大目標としてきた悲願の日本一へ、心身ともに充実した状態で挑む。
野手の休養日となったこの日、都内の自宅で日本ハムのバッテリーを中心に、DVDで配球を分析した。「自分が対戦した時のデータを見ている。一日一日、自分たちのやるべきことをやっていきたい」と準備に余念がない。8日に都内で行われた「優勝祝賀会」での壇上では、「ポストシーズンで5本はホームランを打ちたい」と公約。「残り4本だよね」としっかり覚えている。気になっていた来季の契約を無事に終え、野球に集中できる環境を整えた。あとは、日本一を勝ち取るだけだ。
「将来、日本で監督をやりたい」という夢をかなえるためにも、「1年でも長く巨人でプレーしたい」との願望がある。原監督のもと、強い巨人で帝王学を吸収したいという思いがある。再契約で合意しても慢心はない。常勝軍団をつくり上げることが、自分を必要としている球団への唯一の恩返しだと考えている。
(スポーツ報知 - 10月29日11時52分)

いいタイミングでしたね。
何がすごいかといえば、スワローズ時代よりもさらに安定している打撃と、小笠原とセットで、彼が立っているだけで「なんかやってくれるんじゃないか?」という雰囲気がある。
そんな選手を放出するほど球団はアホではないでしょう。