OH!脳!!

博報堂 20人の新組織 脳科学マーケティング支援
博報堂は18日、脳科学を応用したマーケティング事業に本格参入すると発表した。専門の組織「ブレイン・ブリッジ・バイオロジー」を設置。脳波や脳の血流量の変化によって消費者が商品やサービスをどう感じたかを分析する脳科学を用い、これまで感覚などに頼っていたマーケティングに科学的手法を取り入れる。他社も同様のサービスを始めており、欧米に比べて遅れていたマーケティング手法が活発化しそうだ。
博報堂の新組織は、社内の制作やコンサルティングなど各部署から集めた20人程度で構成する。支援サービスの一例として、電極の付いた帽子をかぶり脳の表面の反応を計測する手法でCMの感想を調査するなどのサービスを想定。希望する企業には脳科学の専門機関や専門家を紹介するほか、マーケティングや新商品開発、CM制作などを請け負う。
脳科学を使ったマーケティングサービスでは、NTTデータ経営研究所(東京都渋谷区)が先行した。今月3日、ATR−プロモーションズ(京都府精華町)、脳機能研究所(横浜市緑区)、産業技術総合研究所の3機関と脳科学分野で連携することで合意した。同社はこれを機に、企業と研究機関のマッチングなど脳科学コンサルティング事業を強化。5年後に数億円規模の売り上げを見込む。
脳科学は簡易な計測装置の開発を機に、欧米を中心に産業分野への活用が広がっている。日本でも、7月にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンが、テーマパークで遊ぶことで相手への信頼感や愛情が深まることを脳の血流量の変化によって検証している。
ただ、「日本では基礎研究に重点が置かれ、企業との協力が十分ではない」(NTTデータ経営研の萩原一平マネジメントイノベーションセンター長)ため、欧米に比べて産業分野での活用が遅れているという。博報堂やNTTデータ経営研は企業と研究機関を結びつけるほか、消費者に対する安全性の訴求などにも取り組み、産業界への応用を後押ししていく方針だ。
(フジサンケイ ビジネスアイ - 8月19日8時15分)

そこまで確立されているもんなんすかね?