「いつもの朝」?

新型インフル>いつもの朝に…1週間ぶり登校 大阪と兵庫
「行ってきまぁす」。笑顔で登校する子どもたち。大阪、兵庫の大半の学校で新型インフルエンザの感染拡大による休校措置が終わり、大阪、兵庫の各家庭に25日、いつもの朝が戻ってきた。
学校を楽しみにしていた大阪市北区の市立菅北小2年、塩見空(そら)君(7)はこの日、いつもより1時間早く、午前6時ごろ目が覚めた。家の前で近所の1年生と会うと、思わずにっこり。「ほっとしました」。見送った母親の美幸さん(30)の表情が緩んだ。
大阪市が市立学校の休校を決めたのが18日。美幸さんは共働き。弟の蓮(れん)君(2)は休業しなかった保育所に預けたが、空君は自宅学習用に学校が配った教材を解いたりして1人で留守番に。1日約10回も美幸さんの携帯電話にかけてきたり、美幸さんが仕事を終えて帰宅すると、「クッキーが作りたい」と泣き出した日もあった。20日からは夫の仁さん(31)が兵庫県西宮市内で経営する美容室に連れて行ったものの、仁さんも仕事の合間にしか空君をかまえなかった。
23日に週明けの学校再開が決まり、空君は「外でキャッチボールがしたいなあ」。美幸さんは「インフルエンザは心配だが、これ以上、家に閉じこめておくのはかわいそう」と1週間を振り返った。
「バイバーイ」。神戸市東灘区の市立住吉小3年の9歳の双子姉妹、乾弥々子ちゃんと菜々子ちゃんは検温で平熱を確認してから登校。それぞれマスクを着け、母明子さん(41)、父雅博さん(45)に見送られ、元気に自宅を出た。
学校では「鬼ごっこ」がブーム。菜々子ちゃんは「早く友達と運動場で遊びたい」。休校中は明子さんと3人でギョーザ作りもしたが、「ずっと家にいて、つまらなかった」と姉妹は声をそろえる。
突然の長い休み。居間のトランポリンで遊んだが、学校で体を動かすほど疲れなかった。明子さんは「普段は午後8時半に寝るが、10時ごろまでテレビを見ることもあった。寝床に入っても『寝られない』と出てきました」と苦笑い。
感染の不安は残る。「どう広がるか分からない」と明子さん。双子姉妹には当分、マスクを手放せない日々が続く。
毎日新聞 - 5月25日10時34分)

「いつものこと」がとても重要だって思い知らされる記事だけど、まだホントの日常は戻ってないよね・・・。