レジェンドはどこまでもレジェンド

オリコン吉田拓郎、63歳でトップ10入り最年長記録更新
吉田拓郎がアルバム『月夜のカヌー』(03年3月発表)以来、約6年ぶりとなるオリジナルアルバム『午前中に…』を15日に発売し、1週目で1.3万枚を売上げ、4/27付週間アルバムランキングで6位に初登場した。63歳1か月でのTOP10入りは、これまで小田和正が持っていた60歳4か月(2008/1/14付『自己ベスト-2』)を2歳9か月更新する最年長記録となった。また、自身がアルバム全曲で作詞・作曲をしたのは20年ぶりのこと。
エイベックス移籍第1弾作品となる本作『午前中に…』は、吉田の体調不良が重なった07年から本人が感じている“頑張らないことも大切”という考えをテーマに、自身が作詞・作曲して作り上げたアルバム。「ガンバラナイけどいいでしょう」を始めとする全10曲が収録。アルバムのTOP10入りは、1999/11/22付にベストアルバム『吉田拓郎 THE BEST PENNY LANE』(発売日:99年11月3日)で9位(最高位は7位)に入って以来、9年5か月ぶり通算19作目。
今回の記録についてオリコンの小池恒社長は、同作の購買層を団塊世代と捉え、この世代の“音楽文化”に対しての興味・関心がこの数年で再び高くなっていることが背景にあるとし、「そのような高まりの中、彼らにとって“フォーク、70年代文化の象徴”であり、“同じ時代を生きてきたヒーロー”である吉田拓郎さんが、6年ぶりにオリジナルアルバムを発売したことに素直に興味を持ったのでは」と分析。作風についても「“頑張らない自分も必要”といった年齢等身大の思いをテーマに歌っていることが共感を生んで、今回の記録に繋がったのだと思う」とコメントした。
なお、吉田拓郎は、6月21日の愛知・名古屋センチュリーホールを皮切りに、“最後の全国ツアー”『TAKURO YOSHIDA Have A Nice Day LIVE 2009』をスタートすることが決定している。
オリコン - 4月21日6時30分)

好き嫌いは別にして、すげえな。