「環境」で利益を生む時代へ

コスモ石油太陽光発電事業に参入 風力発電事業も強化
コスモ石油太陽光発電事業に参入することが22日、分かった。平成24年度をめどに太陽電池メーカー向けに素材となるポリシリコン(高純度多結晶シリコン)の供給を目指し、専用工場の新設も検討している。将来は太陽電池製造事業への参画も視野に入れている。また、千葉製油所(千葉県市原市)に風力発電施設を新設、風力発電事業も強化する。国内の石油需要は少子化や若者の車離れで減少の一途。今後の需要拡大が確実な自然エネルギー事業に本格参入することで収益を下支えする。
政府は太陽光発電の発電容量を32年に17年比10倍に、42年には40倍にする行動計画を策定し、今年1月からは家庭用の太陽光発電設備に対する補助金を復活した。さらに22年度までに太陽光で発電した電力を現行の2倍で買い取ることを電力会社に義務づける制度を導入する。こうした支援策によって、今後、太陽光発電の需要が拡大することは確実で、シャープや三洋電機など国内の太陽電池メーカーは相次いで生産能力を増強している。
コスモもこうした太陽電池メーカーへの供給を狙って、ポリシリコンの生産技術の研究を進めている。素材供給にとどまらず、太陽電池メーカーなどと提携し、電池の製造事業にも参画を目指す。
一方、コスモは風力発電事業の強化にも乗り出す。16年12月から「酒田風力発電所」(山形県酒田市、出力1500キロワット)を営業運転しているが、20年代前半をめどに千葉製油所内に出力6000キロワット級の風力発電施設を建設する計画だ。
発電した電力は当面、製油所内で使うが、今後「風力発電ベンチャー企業を買収するなどして、本格的に参入することも検討していく」(同社幹部)という。
産経新聞 - 3月23日1時17分)

「エコ」という言葉を使う必要がなくなった、ということでしょうか。
そんなの当たり前の時代が始まりを告げたということ・・・