チャンスはいくらでもあるんだ

JAL子会社フル回転の客室乗務員…清掃こなし飛躍につなぐ
21日16時34分配信 読売新聞
大阪(伊丹)空港を拠点に国内線を運航する日本航空の子会社「ジャルエクスプレス(JEX)」が5月から国際線に進出する。
「飛躍」の原動力は3年間の契約社員期間を経て正社員となる客室乗務員たちだ。機内清掃から機内誌の編集まで1人何役もこなして経費節約の先頭に立ち、企業の競争力を高めた。就航するのは、関空−上海便など3路線。国土交通省は「国内線運航のために設立された子会社が海外展開するのは珍しいケース」としている。
伊丹空港に到着したボーイング737型機。乗客が降りると、3人の客室乗務員は休む間もなくごみ袋を手に機内の掃除を始めた。JEXならではの光景だ。
1997年設立。翌年7月、伊丹−鹿児島、宮崎線が就航した。日航本体に比べ、運航コストは1〜2割低い。2年連続の黒字を達成できる見通しで、その立役者は時給1250円の契約社員から始まる約400人の客室乗務員。
機材を効率よく飛ばせば利益につながる。機内清掃を客室乗務員がやることで業者に委託するより空港での駐機時間が1回10分短縮でき、伊丹−九州間がそれまでの1日3往復から4往復できるようになった。
機内誌は客室乗務員が就航地の観光スポットなどを取材し、乗務の合間に原稿を書く。住居が空港から半径15キロ以内に定められているのも、交通費を削る狙いからだ。「華やかなイメージは見事に裏切られた」と河本牧子さん(32)は笑う。
客室乗務員が考えたユニークなサービスやイベントも乗客の人気を集めた。紙コップの裏側に「当たり」と書き、当選者にプレゼントをしたり、乗務員の平均年齢を当てる機内クイズ大会を開いたり。菅沼江梨子さん(31)は「小さい会社だからこそ、先輩も後輩も一緒に知恵を出し合える雰囲気がある」と話す。
日本航空グループには、計8社のエアラインがあるが、利用者アンケートによると、JEXのサービス評価はグループ内で常に上位。5月8日に就航する関空−上海、杭州、成田−杭州3路線では当面、日航便と同じグレードのサービスを提供するという。
(読売新聞 - 3月21日16時34分)

じゃ、本体もがんばらないと(笑)