異論はあるだろうが、いい判断

ダル中継ぎ決定、松坂とリレーで米倒す
あとは任せろ。第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の連覇へマジック2の準決勝で米国と戦う日本代表が、先発3本柱の1人であるダルビッシュ有投手(22=日本ハム)をリリーフで起用する方針を決定した。当初は決勝の先発の予定だったが、準決勝、決勝の中継ぎに回ってフル回転する。勝ち上がった場合の決勝は岩隈久志投手(27=楽天)を先発に立てる。まずは22日(同23日)の準決勝米国戦に、先発松坂からダルビッシュのリレーで必勝を期す。
サムライジャパンが究極の“奥の手”を繰り出すことになった。22日の準決勝米国戦で、先発3本柱として固定されていたダルビッシュを中継ぎで投入する。ここまで先発ローテーションを守ってきた右腕だったが、決勝進出を懸けた大一番ということで急きょリリーフに回ることになった。
この日、ドジャースタジアムでの練習に参加した際、原監督は米国戦の先発に松坂を立てることを明らかにした。そのエースからダルビッシュへとバトンが渡される必勝態勢が敷かれる。キャッチボール、ランニングと軽めのメニューをこなしたダルビッシュは当初の予定だった23日の決勝戦の先発について「違いますね、たぶん。分かりませんけど」と変更になったことを示唆した。
第2ラウンドの17日韓国戦で5回3失点で降板した。この時点では決勝の先発マウンドに上がる予定だった。だがメジャー勢がそろう米国は、優勝候補のプエルトリコに9回3点を挙げてサヨナラ勝ちし、準決勝進出を決めるなど地力を発揮し始めている。原監督以下コーチ陣は米国相手に球速150キロを超えるダルビッシュの起用法を再検討。山田投手コーチが「ここまできたら負けられない。準決勝に勝たないと決勝はないわけだから」と話すなど、準決勝からベストの投手を惜しげもなくつぎ込む起用に変更。ダルビッシュをリリーフとしてブルペンに待機させる方針を固めた。
また、ダルビッシュの代わりに、大会ルール上、中4日の間隔が必要で決勝にしか投げられない岩隈を中継ぎから先発に回す。岩隈は先発した9日の韓国戦で5回1/3を1失点、18日キューバ戦では6回無失点と安定感は抜群。序盤の失点は致命傷になりかねないだけに、17日の韓国戦で初回に乱れたダルビッシュより岩隈の方が立ち上がりの不安が少ない点も考慮されたとみられる。山田コーチからダルビッシュ、岩隈の両投手に起用法を含めた登板日が告げられた。
ダルビッシュは米国戦で30球未満でマウンドを降りれば、決勝でも岩隈を継いで投げられる。「あと1回負けたら終わりですからね。ここまできたらどこででも…。ブルペン(中継ぎ)でも重要な役割ですから。ここにいられるだけでもうれしいんで…」と強い覚悟を決めている。先発3本柱の1本が、スーパーリリーフとしてフル回転する。
(日刊スポーツ - 3月22日10時12分)

本人のプライドは尊重してあげたいんでしょうけど、対韓国戦であそこまでコチコチになっているのを見せ付けられては、ちょっと、なぁ・・・