しつこいようだが、金はあるところにはある

“逆チョコ”人気? 不況知らずのバレンタイン、前年比増見込む
不況の影響で昨年の歳末商戦が不振に終わった百貨店各社が、2月14日を前に「バレンタイン商戦」に力を入れている。長引く景気低迷に加え、当日は同僚や知人らに配る「義理チョコ」があまり売れないとされる土曜日に当たるのに、各社は軒並み昨年よりも売り上げを強気に予測しているのだ。バレンタインデーを「純粋にチョコレートを楽しむ日」ととらえる文化が浸透したことが、“不況知らず”の背景にあるようだ。
昨年のバレンタイン期間だけで7億3000万円を売り上げ、店舗単体としては日本一になった阪急うめだ本店大阪市)。今年も14日に向けてチョコレートの売り場を順次増やし、計約100ブランドをそろえるという。
同店広報は「2年ぐらい前から『バレンタインデーには高級チョコを買おう』という考えが定着した」と指摘。「客の反応も上々」といい、過去最高を記録した昨年よりさらに4%増の売り上げを見込んでいる。
1月29日から本格的な販売を始めた高島屋大阪店(同)は昨年比で3・3%多い約3億円の売り上げを予測。「目で楽しむチョコレート」をテーマに約80ブランドを販売するジェイアール京都伊勢丹京都市)も「前年を上回る売り上げが期待できる」(総務部)と意気込む。
世界的な不況の影響で消費マインドの冷え込みは深刻化する一方なのに、なぜ売り上げアップが見込めるのか。
百貨店各社の年末商戦は不振に終わり、昨年の年間売上高は7兆3813億円と12年連続で前年を下回った。しかも今年のバレンタインデーは大半の会社や学校が休みになる土曜日だ。
日本チョコレート・ココア協会(東京都)によると、バレンタイン期間の推定販売額は平成に入り500億円を超えるなど“右肩上がり”。しかし、当日が土曜日だった平成16年は前年比で約96%、日曜日の11年は約96%、土曜日の10年は約94%−といずれも前の年を割り込んだ。義理チョコの販売不振が影響したとされる。
また、ヨーロッパ産の輸入品が多いチョコレートだが、買い付けは1年以上前から行っているため、最近の円高の影響で価格が下がることもない。
こうした状況にもかかわらず、百貨店各社がバレンタインデーに向けて強気なのは、消費者がチョコレートにかける予算が上昇傾向にあるからだ。
プランタン銀座(東京都)がメールマガジンの女性会員2万人を対象に実施したアンケートによると、本命チョコは昨年より275円上がり3325円。自分用チョコは469円増の3167円、義理チョコは143円高い1172円で、調査を始めて以来最高値を記録した。
さらにバレンタインデーを盛り上げようと、百貨店やメーカーは知恵を絞っている。
森永製菓(本社・東京都)は、男性が女性に渡す“逆チョコ”を浸透させるため、パッケージのデザインを逆にした限定商品を発売。大丸心斎橋店大阪市)では、男性限定のチョコレート試食会を西日本の百貨店で初めて開催、約40人が参加した。
同店広報は「お酒好きの男性には、アルコール入りのチョコレートよりもお酒に合う苦いチョコの方が喜ばれたり、ハート形のチョコの評判が良かったり…。意外な意見が多かった」。
試食会に参加した男性会社員(29)は「チョコが嫌いな女性はいない。いつもはもらうばかりだけど、今年は逆に渡して彼女を驚かせてやりたい」と話していた。
産経新聞 - 1月31日15時18分)

バブル経済がはじけたときもすごーく思ったんですが。
一度こういう生活に慣れてしまって、簡単に戻れるはずもないんですよ。
「エコ」といいながらも原始生活に戻る選択なんか誰もしないでしょ?
だったら、かけた金額以上に満足感が得られれば、人はお金を出す。
絶対に不況は脱出できる!!