それを極秘とは言わないだろう

松井秀よ、首位打者獲れ!長嶋さん極秘指令
これがミスターからゴジラへの『極秘指令』−。ヤンキース松井秀喜外野手(34)が、恩師の長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(72)から今季の首位打者獲得を命じられたことが27日、明らかになった。1971年に35歳で首位打者のタイトルを獲ったミスターから、6月で35歳になるゴジラがもらった激励のメッセージ。米大リーグ7年目のシーズンに備えて自主トレに取り組む松井秀は、完全復活への決意を新たにした。
互いの近況報告から野球の話に話題が移る。和やかだった食事の席に緊張感が漂った。
最近、松井秀がミスターと都内で会食したときのことだ。恩師から今季の首位打者のタイトル獲得を厳命されたことを明らかにした。


 長嶋氏 「松井は今年で何歳になるんだ?」


 松井秀 「35歳です」


 長嶋氏 「おれは35歳の時、首位打者を獲ったんだよ。周囲は衰えを心配しだすころだが、体力的にはまだいける。松井も狙ってみろ」


 松井秀 「はい、監督。頑張ります」


ゴジラによると席上、師弟の間でこのようなやりとりが交わされたという。
1971年2月に35歳となった長嶋氏は、打率.320で自身5年ぶり6度目となるセ・リーグ首位打者に輝いた。前年の70年は打率.269、本塁打22本と低迷。加齢による衰えも指摘されたが、タイトル獲得によって限界説を一蹴した。6月12日で35歳になる松井秀がもらったのは、経験にも基づくアドバイスだった。
本塁打王でも打点王でもなく、なぜ首位打者なのか。松井秀は「長打を狙うと打撃を崩しやすくなる。打率を残せば本塁打数などはついてくる」と説明されたと明かした。
ヤ軍入団後、左手首や両ひざのけがなどの影響もあり本塁打数は減少している。だが、ミスターからは高打率を維持すれば本塁打数も伸びると期待された。
昨年6月に左ひざを痛めるまで松井秀は、ア・リーグの打率トップを走っていた。「タイトルは狙って獲れるものではない。いかに自分のスイングをできるかが大切」。決して本命ではないが、マリナーズイチロー外野手(35)ら、リーグの猛者たちと戦える実力は備えている。
「時に体力の衰えを感じることもあるが、それは技術でカバーしていくしかない」
昨季終了時点で日米通算本塁打数は444本で長嶋氏に並んだが、恩師に望まれたのは“ミスター超え”の本塁打数ではなく、着実に安打を積み上げる打撃。イチロー君と戦ってきなさい−。2009年、ゴジラはミスターの『極秘指令』を胸に左打席に立つ。
サンケイスポーツ - 1月28日8時1分)

2001年のゴジラさんのタイトルが、首位打者だったことを覚えているでしょうか・・・?