不況?も、ものは考えよう

調理家電で居酒屋気分…家計防衛の妙案?売り上げ好調
自宅で居酒屋の雰囲気が味わえる焼き鳥やおでんの調理家電の売り上げが好調だ。家計防衛のため、お酒は我が家で、と考えるサラリーマンが購入していくようだ。
ドン・キホーテ中野駅前店では、「やきとり屋台」(2480円)、「たこやき器」(999円〜1980円)、「グリル鍋」(1980円)の売り上げが前年比各2〜3割増と好調だ。
いずれも電気で調理や保温ができる。「やきとり屋台」や「屋台おでん」(2980円)などは、業務用のミニチュア版、といった感じだ。会社帰りのサラリーマンが夕方、買っていくという。
渡会(わたらい)学店長は「不況の影響で、大型家電があまり売れない分、低価格の調理家電がよく売れています。外で飲むのが好きな人でも、我が家での一杯に切り替え、安く済ませているのでは」と話す。
東急ハンズ渋谷店でも、大きめのたこ焼きが調理できる家電などが家族向けによく売れているという。
「やきとり屋台」を製造している「三ッ谷電機」(新潟県燕市)によると、今月の売り上げは、前年比で2割増。広報担当者は「大人から子供まで調理が楽しめるので、家族のだんらんのアイテムとして好評です。スーパーなどで購入した焼き鳥を温めることもできます」と話す。家族でテーブルで囲んで楽しめるよう、小さめに設計してある。難しい焼き加減は、焼き鳥を載せる棒をレバーで上下させて調節する。
調理家電が好調な背景には、外出を控える「巣ごもり消費」と言われる傾向が強まっていることがあるようだ。
会員制宅配サービスの「らでぃっしゅぼーや」(東京)が11月、20歳〜60歳代の既婚男女1000人を対象に「内食と外食」についてインターネットによる調査を行った。
その結果、1年前と比べた外食の頻度の変化について、「減った」は38%で、「増えた」8%を大きく上回った。「変わらない」は55%。
外食が減った理由(複数回答)では、男女とも上位は「使えるお金が減った」「外食の値段が上がった」「食事の時間に家にいることが増えた」だった。内食(自宅での食事)をする理由では「安い」という理由が目立った。
(読売新聞 - 12月29日13時41分)

家庭にいる時間が苦痛な人にはともかく、家族といる時間が増えると思えば、必ずしも悪い面ばかりじゃないと思えますけどね。