オバマはどこを目指す?

オバマ次期米大統領 就任宣誓にリンカーンと同じ聖書使用
【ワシントン大治朋子】オバマ次期米大統領の就任式実行委員会は23日、1月20日の就任宣誓に、リンカーン第16代大統領が1861年の1期目の就任式で使用した聖書を用いると発表した。奴隷解放を宣言し、「分断なき国家」を掲げたリンカーンの聖書を使うことで、オバマ氏は「一つのアメリカ」を強調する考えだ。
リンカーンが手を乗せ、就任を宣誓した聖書は1280ページで、縦15センチ、横10センチ、厚さ4.5センチ。日ごろから使っていた聖書は別にあったが、就任式当日に手元になく、当時の連邦最高裁の書記官が急きょ寄贈した。
就任前から暗殺予告が相次いだリンカーンは、地元中西部イリノイ州からこっそり列車に乗り込み、就任式がある首都ワシントンへ向かった。その際、普段使っていた聖書は別送便に入っていたという。
聖書は現在、ワシントンの連邦議会図書館に所蔵されている。リンカーンの他に宣誓に使った大統領はいない。
共和党だったリンカーンに対しオバマ氏は民主党だが、同じイリノイ州を地元とする歴史的政治家として敬愛している。オバマ氏は就任式に向け1月17日、独立宣言が採択された東部ペンシルベニア州フィラデルフィアから列車でワシントンへ向かう。
来年2月12日でリンカーンの生誕から200年。聖書は同日から5月9日まで連邦議会図書館で展示され、その後全米5カ所で公開される予定だ。
毎日新聞 - 12月24日10時50分)

まぁ、この混乱の火種はアメリカなんで、消してくれればなんでもええんですが。