よい話

清志郎 治療は絶好調♪再び飛び入り熱唱も
喉頭(こうとう)がんが腰に転移し、7月から休業中のロック歌手忌野清志郎(57)が20日夜、東京・青山のブルーノート東京を訪れ、スポニチ本紙の取材に「まだ治療中だけど、どんどん良くなってるみたい」と順調に回復していることを告白した。休業後初のインタビューで「曲もいくつか書いている」と説明。ライブにも飛び入りし、またも闘病中にもかかわらずステージで歌った。
久しぶりにあいさつすると「おお、元気?」とニッコリとほほ笑んだ。立場が逆のような…。
握手をすると、手は温かいし、指先に赤みもある。顔もツヤがあり、元気そう。「きのう(19日)THE WHOのライブに行ってきたんだ。よかったねえ〜」とご機嫌。
病気の経過について「おかげさまで、どんどん良くなってるみたいで(がん細胞は)小さくなってるみたい」と説明。いまも「週1のペースで通院」しており「放射線治療は終わって次の段階。つらいところもないし、まずはしっかり治してから」。ただ、大好きな自転車には「さすがに乗れていない」と残念そうだ。
親交がある米ソウル界の大御所「ブッカー・T&ザ・MG’S」の来日公演を見に訪れた。92年にライブ盤「HAVE MERCY」で共演しており開演前に楽屋で再会、昔話で盛り上がった。
そして、ライブが始まると、途中でギタリストのスティーブ・クロッパーが「きょうは親友の清志郎が見に来てるぜ」といきなり紹介。客席で見ていた清志郎は「えっ!聞いてないよ〜」と戸惑いながらも帽子を脱ぎ、ソウルシンガーとしての本能のままステージへ上がってしまった。
最初の闘病時も、サム・ムーアの来日公演に飛び入りして医師からしかられた。今回もおかまいなし?にソウルの名曲「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」をのどを振り絞って熱唱。その歌声は健在で、客席からは割れんばかりの拍手が鳴った。
最後は「ご機嫌だぜぇ〜」の名文句。客席に戻り「HAVE…」のジャケットをあらためて見ると、そこには16年前、赤ちゃんだった娘(17)と息子(20)の姿が写っていた。「闘病の支え?そうだね、家族と、うん、音楽だね」。確認するように何度もうなずいた。
スポーツニッポン - 11月21日7時1分)

今度こそ完治して、ap bank fesに出演していただきたい。