N700系の話題を出したついで

N700系が“13冠”達成 東京駅で「ブルーリボン賞」授賞式
東海道・山陽新幹線を走る「N700系」が鉄道友の会主催の「ブルーリボン賞」に輝き、JR東京駅18番ホームで26日、授賞式が行われた。同賞は前年1年間に営業運転を開始した新型車両を対象に鉄道友の会会員による投票で決定する。「N700系」は同賞を含め13の賞を獲得した。鉄道友の会会長の須田寛会長(JR東海相談役)は「新幹線の第1ページを開いた0系が完全に引退する年に、N700系が世間的に評価を受けたことは感慨深い」としみじみと話した。
「N700系」はJR東海JR西日本が共同開発し平成19年7月にデビュー。カーブ時に空気バネで左右の車輪に高低差を付けることで、減速幅の少ない「空気バネ式車体傾斜システム」を導入し、東京〜新大阪の到達時間を2時間25分とし13年ぶりに5分短縮した。
余った電力を架線に戻して他の車両で再利用する「回生ブレーキ」の効率を上げたり、連結部を滑らかなホロで覆って空気抵抗を減少させたりと省エネに努めた。パワーアップしながら消費電力は初代0系と比べて32%減(時速が同じならば49%減)、700系と比べても19%減少した。
横揺れを吸収する「セミアクティブダンパ」と呼ばれる装置や、背もたれが倒れると連動して座面後部が沈み込む人間工学に基づいたシートを開発したことで乗り心地が向上。ビジネスマン向けにグリーン車のすべての座席にコンセントを備えた点なども評価された。
JR東海松本正之社長が共同開発した2社を代表し、「ホームに入場するN700系を見てあらためていい車両だとつくづく感じた。受賞を期にさらにいいサービス、安全輸送に努めていきたい」とあいさつした。
ブルーリボン賞は全国規模の趣味団体で会員数約3400人に上る「鉄道友の会」が昭和28年に創設。学術団体や業界団体が主催する賞に比べ人気投票の側面が強く、ナンバーワンにふさわしいその時代を代表する車両が選ばれる。「N700系」は有効投票数2512票のうち18候補車両の中で最高得票の629票を獲得し、今年6月に選定された。
同賞を含め「N700系」は“13冠”を達成。JR東海は「1つの車両でこれだけ受賞したのは記憶にない。これらの栄誉を受け、より一層社会に貢献できるよう、技術の向上に努めてまいります」(東京広報室)と気持ちを新たにしている。
同社では今回と同じくJR西と共同開発した平成11年度の285系(サンライズエクスプレス)以来のブルーリボン賞。新幹線では国鉄時代の0系、JR西が開発した500系に次ぐ受賞となる。
同賞以外の「N700系」の受賞は次の通り。


 ▽第17回地球環境大賞経団連会長賞(フジサンケイグループ

 ▽19年度日本機械学会賞技術(日本機械学会

 ▽20年度電気学術振興賞進歩賞(電気学会)

 ▽19年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(環境省

 ▽第6回日本鉄道賞(「鉄道の日」実行委員会)

 ▽2007年グッドデザイン賞金賞、車両(日本産業デザイン振興会)

 ▽2007年グッドデザイン賞、腰掛け(日本産業デザイン振興会)

 ▽新日本様式100選(「新日本様式」協議会)

 ▽JIDAデザインミュージアムセレクション(日本インダストリアルデザイナー協会)

 ▽2007年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞・日経産業新聞賞(日本経済新聞社

 ▽第20回DIMEトレンド大賞ホビー・レジャー部門賞(小学館

 ▽APAアワード2008特選賞(日本広告写真家協会


産経新聞 - 10月26日15時52分)

えーっと、500系大好きなじーざすさんではありますが、こと乗り心地に関しては700系3000番台車輌(B編成、JR西日本所有)が一番乗り心地がいいかなぁ、なんて思っていたんですが。
N700って、いまさらながら気づいたのはとっても静か。
ちょっとシートがね、技術をつきつめるあまりチープな感じが否めないんですが、やっぱり速いのは魅力。
この車輌の能力がフルに生かされているのは、実は最終の「ひかり433号」名古屋行き。
こいつのおかげで、それまで新横浜通過だったのが止まるようになって、たいていの日産スタジアムとか横浜アリーナのライブで、名古屋に日帰りできるようになったことですね。
夏のサザンでは、ものすごく恩恵を受けました・・・。