そして昨日をふりかえる、その2

この4日間のブログのタイトルは決まってまして、なんとなくそういう一日になってしまうだろう、という予感の言葉を並べてる。
(明日のタイトルも決まってます(笑)。)
ホントは行く気もなかったんだけどね、夜ヒマなんで、日本武道館に行ってきた。
ぶっちゃけて言えば、ファン目線で見ているときは苛々してしょうがないんだけど、他人事に変わった今は「あー、なんか面白いことやってるなー」くらいにしか思えない。
当然、曲はほとんど耳に残っていない。


ただ、オンタイムでファンだった時代のことはいろいろ思い出した。
カメラを手にした今でも、「多人数いるところで、自分が空間を操る瞬間」が時々あって、ライブ中で言えばたぶん3回ある。
面白いことに、そういう瞬間は時間がスローモーションのように流れて、心と動きをいっせいに操る瞬間は、快感以外の何物でもない。
多分錯覚じゃないのは、そのとき一緒に行ってる奴から「すごかったねー!」と言う証言を得て、「やっぱそうだったんだ・・」と、あとで思う。
それこそ武道館クラスまでなら今でも状況さえ整えばできるんじゃないかな、と思うのだけど。


ただ、ミュージシャンによって違うけど、この人たちの場合は「非日常空間の創出」にあるわけで、所詮バーチャルな世界の話なわけで、仮想空間で2,300人操って見せたって、今生きてる現実がサエないものだったら何の意味もない。
そんな思いが芽生え、いろんなことが重なり、行かなくなるし興味もなくなる。


今日になって、昨日は見えなかったことも見えてくる。
そういえば、なんで烏龍の人は武道館やらなくなったんだろう。
昨日の人々はちょうど昨日で武道館通算70回公演(日本記録矢沢永吉の102回で継続中)だったので「それで、ダークサイドからもお呼びがかかったの?」とも思ったのだけど。
武道館って、オーラがなくなったよね。
東京公演は重要かもしれないが、武道館公演はそれほど意味を成さなくなってしまった。
ああ、そういうことなんだ・・・・って、中に入ってわかった。


うん、闇に堕ちたのかとも思ったが、堕ちきるものでもないよね。
そんな必要ないし、堕ちないために闇と対峙したのかな、と今は思う。